【令和3年度中秋の名月】お月見給食「カボチャのいとこ煮」「みたらし白玉」レシピ付き

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まだまだコロナ感染症のため、様々な行動が制限されている中ですが、日本の行事食は大切にしなくては…ということで、今年度も「お月見給食」を準備しました。

お月見給食

お月見給食とはいっても、「旬の味覚をおいしくいただく」というくらいの発想ですので、特別な献立というわけではありません。

秋の味覚に感謝しつつ、根野菜や芋類などを使った食事を食べてもらうことができれば「お月見給食」の意味があるのです。

今年度の中秋の名月は少し早めの9月21日ということと、8月後半の長雨の影響での野菜高騰が重なり、「秋野菜」というよりは「根野菜」メインの給食となりました。

しかし、みそ汁の中に(団子に見立てた)白玉麩を入れるなどちょっとしたこだわりは忘れませんでした(笑)

そして今回初登場の「カボチャのいとこ煮」。

小豆嫌いな子が多い中、ちょっとした冒険ではありましたが給食の献立として加えてみました。

結果的には「ほとんどの子が残さず食べてくれた」一品でした。

みたらし白玉団子(お月見団子)

おやつは恒例の「白玉団子」。タレは人気のみたらしダレです。つやっつやのタレです(笑)

団子と言えばまん丸ですが、保育園での提供ですので誤嚥防止のため、あえてへそ餅型にしてあります。
そしてこの団子にはもう2つ秘密がありますが、それは後程。

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レシピ大公開「カボチャのいとこ煮」「みたらし白玉団子」

今回は、給食の中からカボチャのいとこ煮とおやつの白玉団子のレシピも載せたいと思います。

カボチャのいとこ煮

小さい子どもが食べるということもあって、保育園給食では食材の固さや大きさに気を使っています。
「白玉団子」はのどに詰まりやすく、「安全」とは言い難い食材ではありますが、「食の経験」「行事食を知る」という観点からも白玉団子の提供を行っています。(0歳・1歳には提供していません。)

約4人分

  • カボチャ(皮つき)   200ℊ
  • かつおだし汁      100ℊ
  • しょうゆ        8ℊ
  • 砂糖          8ℊ
  • 茹で小豆(缶でも可)  40ℊ  

作り方

  1. カボチャは所々皮をとっておき、食べやすい大きさに切る。
  2. 鍋にかつおだしにしょうゆ・砂糖を加えしっかり煮溶かし、約20ℊほど別に取り分けておく。
  3. 2の鍋にカボチャを入れて弱火から中火でゆっくりと軟らかくなるまで煮る。
  4. 別の鍋に茹で小豆を入れて2で分けただし汁を加え、弱火にかけながら混ぜ合わせる。この時、小豆の固さはお好みで良いのですが、ドロッと感が好きな方は水溶き片栗粉(分量外)を入れて調整します。
    (因みに私は水溶き片栗粉で固さ調整をしました。)
  5. 3が煮えたらそのまましばらく煮汁に浸して、味をなじませておく。
  6. 冷めた5に4のあんをかけて完成です。
「一緒に煮てないじゃん!」と突っ込みが来そうですが、出来上がりの見た目の綺麗さと、煮ている間の焦げ付きを心配したのであえて別々で作り、あんかけ風にしました。
ですが、カボチャも小豆も同じだし汁を使用して煮ましたので、お互いが喧嘩しない味付けにできたと思っています。

みたらし白玉

約30個分

 白玉団子

  • 白玉粉       150ℊ
  • 上新粉       100ℊ
  • 絹ごし豆腐     350ℊ

 みたらしダレ

  • しょうゆ      15ℊ
  • 砂糖        35ℊ
  • 水         45ℊ
  • 片栗粉       4ℊ

作り方

  1. みたらしダレの調味料は全て一つの鍋の中で計量して入れておく。
  2. 大きめのボウルに白玉粉を入れ、軽く崩しておく。
  3. 2に絹ごし豆腐を300ℊほど入れて白玉粉となじませる。
  4. 3に上新粉を入れしっかしこねながら残りの豆腐を足しながらひとまとまりにする。(この時、粉の状態によっては豆腐が多い場合、少ない場合もありますので、加減しながら生地を作ってください。)
  5. 団子を茹でるお湯を、大きめの鍋に準備します。
  6. 4の生地が耳たぶくらいの固さになったら、30個に分けて丸めて茹でます。
    茹であげるタイミングは、沈んだ団子が浮かんできてから1~2分ほどしてからです。浮かんできて1~2分してから水にとります
  7. 茹でている間に可能であれば、みたらしダレを仕上げます。
    1で準備したタレの鍋を弱火にかけて混ぜながら火を通します。
    すでに片栗粉も入っていますので、混ぜながらでないと焦げ付いたり、ダマがまだらになってしまったりしますので気を付けてください。
    団子を茹でながら…が難しい人は無理をせず団子を茹で終わった後に仕上げても OKです。
  8. みたらしダレにとろみがついて透明感が出てきたら、茹で上がった団子にかけて完成です。

保育園の白玉団子の秘密

小さい子どもが食べるということもあって、保育園給食では食材の固さや大きさに気を使っています。
「白玉団子」はのどに詰まりやすく、「安全」とは言い難い食材ではありますが、「食の経験」「行事食を知る」という観点からも白玉団子の提供を行っています。(0歳・1歳には提供していません。)

そこで勤務先の保育園では、白玉団子の固さを軟らかく保つために「豆腐を使用」し、白玉特有の粘りっけを軽減させるために「上新粉」を加えています。この2つの材料を加えることで、「軟らかく歯切れのよい団子」を作ることができるのです。

そして先にも書きましたが、形にも気を使っています。
万一団子がのどに引っかかってしまっても気道がふさがりきらないように、「まん丸」という形にすることは避け、丸をつぶした形である「へそ餅型」で統一しています。

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さいごに

中秋の名月はとっくに終わってしまいましたが、おやっさんはいつもながら「行事が終わった後に投稿」しています。

一見この記事に需要があるのか…?と思われる方も少なくないかもしれませんが、私のブログは1~2年後によく読まれる記事になっています(笑)

今年もとある行事食の記事が、2年越しで読んでもらえている実感があるのです。行事は毎年くるものですし、食にまつわるサイトですのであまり気にしないで気ままに更新しております。その都度新しい情報を発信しています。

兼業ブロガーであるため更新頻度はややゆっくり目となっていますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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