今回はちょっとした好奇心から少し実験をしてみました。
ヨーグルトをホットケーキミックスに混ぜると炭酸ガスの影響で、卵なしでもふわふわに仕上がります。
ところが、実際にヨーグルト入りのホットケーキと入っていないホットケーキを同時に作って比較することはなかなかありませんでした。
そこで、今回は思い切って3パターンのホットケーキを作って比較したいと思います。
用意する材料
A
ホットケーキミックス 50g
ヨーグルト 50g
B
ホットケーキミックス 50g
水 50g
C
ホットケーキミックス 50g
卵 50g
今回は、純粋に比較するためだけなので、粉と混ぜるものはすべて同量にして、通常入れるほかの材料(砂糖やバターなど)はあえて入れませんでした。
実際に作ってみました
A ヨーグルトバージョン
①ミックス粉とヨーグルトを混ぜます。結構ぽってりした生地になりました。
②フライパンで焼きます。
③両面焼けたら出来上がり。断面はこんな感じです。
見た目ふわっと感があります。
実食
出来上がってすぐ食べると、上あごにくっつく感じがあります。ですが、冷めたころに食べると、ふわもっちりの食感になります。
実は、この配合だけでもおいしく食べられるという発見もありました。
B 水バージョン
①ミックス粉と水を混ぜます。1:1で混ぜると、結構サラサラな状態の生地になりますね。パンケーキ生地くらいの状態でしょうか…。
②フライパンで両面焼きます。ヨーグルトの時よりぱっと見がきれいですね。
③出来上がり。断面はこんな感じです。
写真を通しても、ふんわりというよりもっちり感が伝わると思います。
実食
上あごにくっつく感じはあまり感じられませんでした。
もっちりとした食感です。実は、この水バージョンも私は好きです。朝食にそのまま食べたいパンケーキです。ただ、ふんわり感はほぼありません。
C 卵バージョン
①ミックス粉と卵を混ぜる。(混ぜているところの写真を忘れてしまいました。)
②フライパンで両面焼きます。生地の固さは、AとBの間くらいですね。
③出来上がり。断面です。3つの中で最もふんわりしています。
色合いもカステラみたいですね。
実食
Cバージョンは完全に興味本位で作ってみました。ホットケーキミックスと卵でも作ることができるんじゃない?と思ったからです。
実際の出来上がりもふんわりはしていました。
しかし、3つの中で最もパサつきもありました。膨れてはいるけれど、少し重い感じもありました。スコーンに近い状態です。
ふんわりすると同時に、水分も抜けていっている印象です。
もちろん今回は卵しか入れていませんので、ここに油分と水分(牛乳や水)が入れば、通常のホットケーキができます。
ミックス粉と卵の配合次第では充分ホットケーキができそうに感じます。
3種類を食べ比べて
卵に対するアレルギーの心配がない場合には、卵を入れてホットケーキやパンケーキなどを焼くことをお勧めします。やっぱりこれが一番おいしいです。(もちろんこの場合は卵以外の材料も入れてくださいね。)
作った後すぐに食べない場合には、ヨーグルト入りもおすすめです。砂糖がなくても、優しい甘みを感じるので、そのまま食べることもできます。ふんわりともっちりの両方の食感も楽しめます。小さなお子さんでも優しい味ですのでおやつや朝食にも◎
意外とおいしいのは、水だけバージョンです。もっちりが好きな人にとってはうれしいパンケーキが焼けます。どちらかと言えばおやつというより食事っぽい仕上がりです。
薄く焼いてクレープとして食べても良いと思います。
さいごにあえて順位付けしてみます
私の中で、あえて今回の3種類の順位をつけるのであれば、
1位 ヨーグルト入り
2位 水(1位と僅差です。)
3位 卵
でした。
今回は、粉+同量のものという縛りで作ったので、この順位となりましたが、各種の配合を変えることでこの順位は大きく変わると思います。特に卵を使用したバージョンでは、卵を多くすることでシフォンケーキに近い状態のものも作ることができると感じます。
もちろん、ホッとケーキとして食べるのであれば、卵も牛乳も使用するに越したことはありません。これが間違いなく一番おいしいです。
しかし、何らかの理由で卵や牛乳を使うことができない場合は、ヨーグルト入りホットケーキをお勧めしたいと思います。粉とヨーグルトだけでも充分においしいホットケーキを作ることができるのです!