前回に引き続き、ただいま保育園のハロウィンおやつを考案中です。
前回も書きましたが、保育園のおやつに…ということですので少し制限があります。
- 作業人数2~3人で短時間に大量生産ができること
- 卵不使用であること(卵アレルギー対応)
- できれば乳も不使用であることが望ましい(乳アレルギー対応)
- ココアやチョコレートは使わない(カカオアレルギーを懸念して)
- 生クリームも不使用(園の方針&乳アレルギーに対応)
私が勤務している園では、少なくとも以上の条件をクリアしている必要があります。
(牛乳に関してはできれば…くらいですが💦)
卵・乳不使用のカボチャの型抜きクッキー
ハロウィンにちなんでカボチャを使うことはもちろん、保育園児には「見た目の可愛さ」が重要になります(笑)…ということで、型抜きクッキーを作ってみました。
材料(5㎝ほどの型で約18 ~20 枚分)
- カボチャ 皮ワタ無し20g
- ホットケーキミックス 80g
- 砂糖 30g
- サラダ油 20g
- 豆乳 15g
作り方
- 皮とワタを取ったカボチャは、耐熱皿に入れてラップをしないで電子レンジで柔らかくなるまで加熱する。(500W2~5分)
- 1のカボチャをフォークなどで細かくつぶす。(裏ごしも可)
- 大きめのボウルに、2のカボチャとホットケーキミックス・砂糖・豆乳を入れて混ぜ合わせる。
- 3にサラダ油を入れてこね、生地を仕上げる。(かぼちゃの水分量次第で加減します。)
- 生地をめん棒で伸ばし、お好みの型で抜く。
- 170℃で予熱しておいたオーブンで8~13分焼く。
(私は12分焼きました)
出来上がり!!
カボチャのクッキーを作るにあたって気を付けること
- カボチャの加熱はできるだけ水分を与えないように行うことがさっくりクッキーを作るコツとなります。蒸したり茹でたりすることで加湿されてしまい、クッキー生地がベタ~っとしてしまいますので、今回はあえてレンジでの加熱を行いました。
- カボチャは個体差が大きい野菜です。1つ1つ水分量や甘さが異なります。甘さは砂糖で調整し、生地の固さはサラダ油をちょっと加えるなどして調整してください。
- 型抜きクッキーの場合は、生地が手にべたつかないくらいの方が型が抜きやすく、作りやすくなります。また、ホットケーキミックスを使用していますので、生地を伸ばすときは厚くなりすぎないようにしましょう。(焼くと生地が膨らみます。)
- オーブンの性能によって温度や焼き時間が異なる場合がありますのでご注意ください。
実食
- ざっくりと軽い歯触りのクッキーとなります。
- ホットケーキミックスのもともとの味もあるため、子どもには食べやすい甘みです。
- サラダ油の代わりにバターを使用するとさらに風味が出ておいしく仕上がります。
さいごに
せっかくの行事食ですので、なるべくなら園児全員が食べることのできるおやつを…と考えています。
クッキーにしてもケーキにしても、焼き菓子の大半は卵や牛乳を使用することでとてもおいしいものができることは百も承知です。
ですが、「園児全員が食べることができるもの」を優先してしまうと、何とか形にはなるものの材料をしっかり使って作ったお菓子よりはやっぱりおいしさでは劣ってしまいがちです。ですがそこを超えるためにおやつを考えることも私たち保育園給食調理員の仕事になるのです。