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保育園調理師の「食」ブログ

現役保育園調理師が簡単おやつやご飯の紹介はもちろん、子どもとできる食育活動の紹介もしています。「食」にまつわることの多くを書き綴っていきます。

【2021年ひな祭り行事食】保育園のちらし寿司・三色ゼリーを作りました

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今週のお題「雛祭り」

3月3日は言わずと知れたひな祭りです。

保育園では毎年、ひな祭り会を行い、給食も「ひな祭り」を意識した行事食となります。

 

 

今年度のひな祭り献立 

基本的には前年度のひな祭り献立に沿ってマイナーチェンジ(笑)を行って作ります。

ちなみに前年度の献立は↓こちらです。

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www.hoikuenchouri.work

 

今年度も献立そのものは大きな変更ありません。今年度のひな祭り献立は↓こちらです。

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ひな祭り献立
  • ちらし寿司
  • 鶏のごまみそ焼き
  • ブロッコリーおかか和え
  • 麩のすまし汁

おやつ

  • ひなゼリー

 

しかし、一部作り方や材料の変更をしました。

  

前年度からの変更点

ちらし寿司

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昨年は酢飯に味付けしたしいたけ・にんじん・インゲンを混ぜ合わせ、コーン・桜でんぶ・刻みのりをのせて作りました。

 

しかし、全園児分+職員分の盛り付けを時間内におこなう関係もあり、酢飯に味付けしたしいたけ・人参・インゲン+コーンをあらかじめ混ぜ、桜でんぶと刻みのりのみ後のせとしました。

 

鶏のごまみそ焼き

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前年度は「鶏の照り焼き」でした。

今年度は、ごまみそだれに漬けて焼く、「ごまみそ焼き」に変更しました。

照り焼きも、ごまみそ焼きも、子どもたちは大好きです。真っ先に箸が伸びる一品です。

 

麩のすまし汁

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前年度はかわいい麩を使用しましたが、「色」が着色料の強い色だったこともあり、今年度は普通の白玉麩を使用することにしました。

 

ひなゼリー

3色のゼリーです。上からいちご・ヨーグルト・青リンゴ味です。

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前年度は、大きなバットに時間差でゼリー液を入れて固め、ひし形にカットして提供しましたが、ゼリーの色の境のところ(白と緑の間)がしっかりくっつかず、一部ずれてしまったりもしました。

 

今年度は新たに「透明カップ」を購入したため、ひとりひとりの分を個別で作ることができました。

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白のゼリーの部分も、カルピスゼリーからヨーグルトゼリーへ変更しました。

 

ヨーグルトゼリーの作り方 
 
材料
  • ヨーグルト  150g
  • カルピス   80g
  • 水      20g
  • ゼラチン   5g     

 

  1. ボウルにヨーグルトを入れて混ぜ、滑らかにしておく。

  2. 少し大きめの鍋に水とカルピスの半量を入れ、沸騰しないくらいの温度でゼラチンを溶かす。

  3. 2の火を止め、残りのカルピスを入れてしっかり混ぜる。

  4. 3にヨーグルトを加え、ホイッパーでしっかり混ぜる。

  5. 型に入れて冷やし固める。

 

 

子どもたちの反応

  •  (特に女の子は)ちらし寿司のピンクの桜でんぶが嬉しいみたいでした。
  • ちらし寿司の酢飯が苦手な子もいました。(次回要検討)
  • 鶏肉とブロッコリーは全学年で安定の人気です(笑)
  • ひなゼリーを食べながら「味当てクイズ」をする子もいました。でも、青りんご味がわかりづらいようでした。
  • ひなゼリーを見て「お雛様の色(ひし餅)と同じだね」と言って嬉しそうな女の子が多かったです。

 

さいごに

 保育園のちらし寿司は、子どもでも食べやすいように酢は控えめにしてあります。でも、混ぜ込む野菜には甘辛な味付けがされていますので、たくさん食べることができる味となっています。(桜でんぶの甘みがよく合う味です)

 

他の献立も、年々改良しています。

  • 子どもたちの嗜好
  • 行事食らしい見た目(特別感)
  • 給食職員の作業効率

などを考慮してまた来年度も作り方や、献立そのものをどうしていくかを考えていくことになります。

 

今年度のひな祭り献立も無事に提供できてよかったと思います。「行事食の日」は、私たち給食職員は全園児分の盛り付けをすることになりますので、とても慌ただしくなります。

忙しいですが、達成感はありますのでおやっさんは行事食を作ることは大好きです。