1月7日の今日、日本の行事食「七草がゆ風」を保育園でも提供しました。
↓昨年も行っています。
七草がゆとは
春の七草や餅などを具材とする塩味の粥で、その一年の無病息災を願って1月7日に食べられる。正月の祝膳や祝酒で弱った胃を休める為とも言われる。
7日の朝に粥を炊き、叩いた七草と塩を入れて七草粥にする。そして朝食として食べる。
園児への七草紹介
春の七草とはどんなものなのか?ということは見て感じてもらうため、実際の七草の見本は子どもたちに見てもらいました。
ナズナとホトケノザの違いがわかりにくくてしばらく見本の写真とにらめっこしながら↑こちらの七草の見本ボードを作りました(笑)
子どもたちに「七草のお話」をしながら、実際に見てもらいました。
七草がゆ(風)実食
七草がゆですが、七草そのものを使用すると子どもたちには食べづらいので、大根(スズシロ)・カブ(スズナ)根と葉まで使用するものの、その他の草はおかゆとしては使用しませんでした。
代わりにほうれん草を少し入れ、子どもでも食べやすい「七草がゆ風」としてお味見をしてもらいました。
今回はお味見程度でしたので、写真では茶碗に入っていますが、実際にはワンスプーンでの提供となります。
お味はおかゆそのものを感じてもらうために塩のみでつけました。
子どもたちの様子
幼児クラスの子は全体的に「おいしい」と言って食べてくれました。
中には、お代わりをせがむ子もいれば、「カブの味がする!」と食材の味を感じてくれている子もいました。
一方乳児クラスでは、「ブロッコリーの味がする!」(入っていませんが💦)と言ってうれしそうに食べる子、緑の野菜が苦手で恐る恐る食べる子、野菜が苦手だけれどもパクリと食べてしまう子など、様々でした。
↑0歳児クラスの子もご飯と一緒に食べてみました。これは何だ?なんて思っているのでしょうかね?
さいごに
本来ならば1月7日の朝食時に食べるものですが、朝の忙しい時間になかなか七草がゆを作って…というご家庭はなくなりつつあります。しかし、幼児クラスの子の中には
「今朝七草がゆを食べてきたよ。」
と教えてくれる子もいました。日本の行事食を大切にされているご家庭もあり、とても感心してしまいます。(私は作っていませんので💦)
今回の七草がゆ風もシンプルですがとてもおいしく出来上がっていましたので、
我が家でも「おじや」くらいは作ってみようかな?
なんて思った、給食職員のおやっさんなのでした。