以前、使い捨ての手袋の値段が高騰するかも知れないという記事を書きました。
今回はその後、手袋の値段がどのようになったか、今後どのようになっていくのかを出入り業者の方の話をもとに書いていきたいと思います。
使い捨て手袋は値上がりしたのか?
前回記事を書いたのは7月13日でした。
このころは、「今後、手袋は2段階に分けて値段が上がるだろう。」ということでした。
8月に入り業者さんの言う通り手袋は、1箱(100枚入り)440円で納品されていたのが900円になりました。この段階でおよそ倍です。
手袋の納品額が倍になってしまったことでも驚きなのですが、9月に入ってからさらに驚くべきことを聞くことになったのです。
10月以降の手袋の価格はなんと〇倍!!
9月中に納品される手袋に関しては、値上がり前に仕入れたものを卸してもらえるとのことでお値段は8月と同じ額で購入できます。
しかし、10月以降…現在ある在庫がなくなってからは、1箱1500円を超えるとのことです。
実に、初めの値段の3倍以上です。
さすがに気軽に買うことのできる金額ではありません。数か月前のマスクと同じ現象が起き始めています。
なぜ、今になって手袋が高騰し始めたのか?
業者の方に聞いてもはっきりとした回答は得られませんでしたが、どうやら品薄のようです。
ネットで探しても、軒並み高値で販売されています。多くのところで2000円以上での販売です。中には取り扱いがない業者もあります。
販売数が少なくなっているので、需要と供給のバランスが崩れてしまったことからの値上がりではないかと推測しています。
今後 手袋の値はどうなっていくのか?
業者の方に聞いても
私たちも全くわかりません。
なぜ突然使い捨て手袋の値が急激に上がってしまったのか?
これからまだ値上がりするのか、落ち着いてくるのか、全く見通しが立たないです。
とのことでした。
衛生に関する仕事では必需品
使い捨て手袋は、一般家庭でというよりは病院や飲食店、給食施設など「衛生に関する仕事」で使うことが多いものです。
各家庭にはなくても困ることのないものではありますが、衛生に関する仕事に携わる人にとってはなくてはならないものなのです。
対策法はないのか?
マスクと違って「自分で作る」こともまず不可能です。
対策法があるとするならば、大まかな作業であればポリ袋を裏返して手にかぶせて手袋代わりにすることも可能です。
私たちの仕事で言うならば、「簡単な盛り付け」くらいは行うことができます。
ただ、指先を使うような細かな作業はできません…。
さいごに
今回は、あまり表立って報道されていない「使い捨て手袋の高騰」について書かせてもらいました。
大きな話題になっていない理由として、一般家庭ではさほど需要がないものであることからではないでしょうか?
しかし、コロナ関係で痛手を負っている医療関係者にとってはかなりの大ごとではないかと思っています。
原料の高騰であったり、工場の人員減少からの出荷量減であることからの値上がりであればまだ「仕方ない」とも思えます。
しかし、「マスクの時の値上がりに味を占めたメーカーが次は使い捨て手袋に目を付けた」となると「仕方ないでは済まない問題」になります。
後者でないことを願いたいですが…。
まだまだコロナに振り回される日常ですね。