毎朝「災害時用のお湯」の準備をします
給食職員が出勤後すぐに沸かしています。これは毎日行っています。
なぜお湯が必要なのか?
災害時には、停電になったりガスも止まってしまうことも考えられます。
そうなってしまうとお湯を沸かすことができなくなってしまいます。
いざというときにお湯がないと困ってしまうことがあります。
調乳
保育園は、まだミルクしか飲めないような乳児もあずかっています。お湯がないと乳児に「食事」を与えることができなくなってしまいます。
そうならないためにも、いつ何があっても「とりあえずのお湯」を確保しておく必要があるのです。
アルファ米の調理
そのほかの園児用のアルファ米の調理にも使うことができます。水からでも調理ができますが、災害時であっても温かいご飯の提供は可能な限り行いたいですよね。
災害時用のお湯は何に入れているのか?
ずばり、保温効果のある水筒です。(勤務先には3本の水筒があります)
保育園では、通常業務の中でもお湯を使用することがあるので、電気ポット2台でも常にお湯を沸かして保温している状態ではありますが、水筒ですと災害時に持ち出すことが簡単です。
勤務先の保育園では、少なくとも閉園時間までお湯がある状態にします。
災害はいつ起きるかわかりませんものね。
災害時用のお湯はどこに置いておくとよいのか?
意外と悩むのが置き場所です。
空いているところならどこでも…というわけにもいかないのです。決まった場所に置いておかないと「いざ」というときに困ってしまいます。
勤務先の保育園では、事務室(いざというときに大人の手が多い場所)、0歳児の部屋(お湯を必要とする児がいる)、2階の1室(水害を想定)の3か所に置くことにしています。
監査でも
地域差はあると思いますが、私が暮らす地域では南海トラフ地震が懸念されていますので、災害時用のお湯が準備していないと年1回ある市の監査での指摘事項となってしまいます。
指摘事項となってしまった項目に関してはすぐに改善が必要となりますので、市内どの園(認可園)にも「災害時用のお湯」は存在します。
さいごに
保育園では「いざ」というときのために子どもたちを守ることができるようにあらかじめ準備することが求められています。今回のお湯もその一つなのです。
もちろん、非常食や保存飲料水、停電やガスが止まった時に使うことのできるカセットコンロも用意してあります。
ですが、念には念を…ということで「水筒にお湯」も準備しているのです。