ここ最近、私が暮らしている県でも再びコロナウイルス患者が出始めてきました。
他県から帰省した人から家族内感染で一度に数人単位で感染者数が増えていくといった流れが多いように感じます。
まだまだソーシャルディスタンスを守っての生活が強いられそうです。
今回は保育園給食時間中でのソーシャルディスタンスの話を書きたいと思います。
そもそもソーシャルディスタンスって何?
コロナウイルスから自分と他人の命を守る、人と人の距離のことを指します。
社会的距離ともいわれ、多くのところで2mは人同士の間隔をあけるようにアナウンスされています。
保育園でとられている対応
当たり前のことですが、乳幼児を預かっているため、「マスクをすることの強制」が難しいです。特にこれから暑くなる季節でもありますし、なおさらのことです。
ですので、多くの子はマスクを着用できません。
ならばせめて「密」にならないように配慮しなくてはならないのです。
保育の時間も、
- 時間をずらしての外遊び
- 定期的な手洗い
- 小分けのグループでの活動
など、多くの子が固まらないような配慮はされています。
では、給食の時間はどうなのでしょう?
食事中のお話
現段階では、極力お話はさせない方向です。
話をすることで唾液が飛び、唾液を介してコロナをはじめとする感染症にかかることもあるからです。
楽しい給食の時間のはずなのに、なんだかさみしさすら感じる時間となってしまっています。保育園の時間の中で、お昼寝の次に静かな時間ではないかと思います。
ただ、お代わりが欲しい場合などは小さな声で保育士を呼ぶことはOKです。
とは言っても、「お話をしない」ということができるのは年長児くらいですので、多くのクラスでは、子どもたちの席の配置で対処することになります。
子どもたちの席の配置
食事中はもちろん、マスクを着用しませんので、配置そのものを考える必要があります。
- 少人数グループ(多数の子と接触しないようにし、テーブル間隔も空ける)
- コの字またはロの字(全員がコの字の外側に座ることでお互いが向かい合わせにならないようにする)
- 互い違い(園児同士が真正面にならないように交互に座らせる)
- 園児入れ替え制(2つ以上のグループに分けて交代で給食を摂ること)
などの対策を取ります。
小さな子たちに「話をしないで」というのはまず不可能です。
ならば、物理的に距離をとるしかありませんよね。
保育士の給食は?
できることならば子どもたちと一緒に食事をしたいところですが、少しでも危険要因は減らしておきたいところでもあります。
ということで、
- 一緒に食べる場合は「社会的距離を保つことのできるくらいの距離」で食べる
- 無理な場合は、「子どもたちとは時間差」で食べる
ことになります。
これまでみんな一緒に食べていたので、比べるとやっぱり不自然な感じはします('_')
でもこれも、大事な子どもたちを守る行動なのです。
さいごに
コロナウイルス感染症が流行してしまったがために、それまでの日常が非日常となってしまいました。当たり前のように行っていた食事も、ソーシャルディスタンスを意識しないといけないものとなってしまったことが非常に残念でなりません。
外を歩けば、(マスクによって)人の素顔もわからない世の中になってしまい、食事をとるにもお互いに気を使いあわなければいけない…。
1年前であったら、きっと想像もできない世の中となっています。
これまでの日常に戻る日が来るのでしょうか…?
ソーシャルディスタンスという言葉が消える日が来ることを願っています。