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保育園調理師の「食」ブログ

現役保育園調理師が簡単おやつやご飯の紹介はもちろん、子どもとできる食育活動の紹介もしています。「食」にまつわることの多くを書き綴っていきます。

土曜日保育や希望保育について保育士ではないけど保育園職員として書いてみた

皆さん、土曜日やお盆・年末年始の前後の希望保育をどのようにお考えでしょうか?

今回は土曜や希望保育期間のことをいろいろ書きたいと思います。

 

 

土曜保育はだれでも利用できるの?

自治体や保育所の考え方の違いもありますので「絶対にこうだよ!」とは言えませんが、多くの保育所では「土曜日は保護者のいずれかがお休みであることが多い」ことを理由に、「両親の両方が仕事である場合、以外はお休みをお願いしている」状況です。

 

土曜保育を希望制にすることで生まれるメリット

これには、保育士を交代で休ませ働きやすい職場とすることで「保育士の人員確保」がしやすくなるメリットもあります。

多くの企業で週休2日制を導入する中、土曜保育を平日同様、通常通り行っていたら、保育園職員は週6日勤務を強いられることになりますからね。

 

保育園は保育士がいれば良いというわけではない

ただでさえ保育士不足がささやかれる中、保育士が職場離れしてしまったら保育園の受け入れ人数が自働的に少なくなってしまいます。最悪は閉園になってしまうことも…。

 

保育士は保育園の規模によって必ず決まった人数が必要となるのです。それは、保育士ひとりで見ることのできる園児数が決まっているからなのです。(保育士換算)

 

土曜日の受け入れ人数が少なく済めば、その日勤務する保育士の人数を減らすことができ、交代で週休2日を取ることが可能になるのです。

 

お休みを取るという事は、保育士の労働意欲とモチベーションを保つためにも必要なことなのです。

 

土曜日に保育園を利用するためには

保育士の配置や給食の食数の関係から、前もって希望日を伝えてもらいます。園によっては土曜日に働いている「証明」の提出を求められます。

 

給食の食材調達の関係もありますので、急に「利用したい」と言われても受け入れることができない場合もあります。

 

保育料と給食は有料?

認可園では月に徴収する保育料に土曜分も入っているため、別に土曜日分を徴収することはありません。給食も(軽食になることが多いですが)ちゃんと出されます。

 

平日の早朝と夕方以降の時間が有料化したのに対し、土曜日が有料ではないことに対してはちょっと不平等感があるのですが、現段階ではこのように運営されています。

 

土曜給食は?

先の項目で「軽食」と書きましたが、一例をあげるのであれば、

  • カレーライス
  • 丼もの
  • 麺類
  • おにぎり

などに汁物やフルーツがつく、「簡単給食」となります。

 

保育人数の少ない土曜日は調理員も1人で給食を作ります。

調理員も交代で土曜出勤をします。

 

 

盆期間や年末年始前後の「希望保育」

こちらも土曜保育同様に事前の申し出が必要になります。

多くの保護者がお休みになるので、「夫婦のどちらかがお休み、あるいは祖父母の協力を得られる人は自宅保育に協力してくださいね」とお願いされることがあると思います。

 

保育士の多くは女性であり、そのうちの大半は自身の家庭を持った人になります。保育士も家族と共に過ごしたい…と思います。

 

保護者の皆さんがお休みの協力してくれることによって保育士もゆっくりすることができ、その後の保育活動も頑張ることができると思います(*^_^*)

 

さいごに

あれ?なんか今回は保育士応援のような記事になってしまいました(;^_^A

同じ職場で働いているからこそ「保育士」という仕事のハードさや大変さを感じることができます。保育士は体力勝負の仕事です。そして保育園を運営していくためには欠かせない人たちです。

 

保育士にも家庭があります。土曜日や希望保育期間は必要時以外の利用は避け、保育士にもゆっくり家族と過ごすことのできる時間を与えてあげてください。それが今後のモチベーションの維持にもつながります(^o^)