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保育園調理師の「食」ブログ

現役保育園調理師が簡単おやつやご飯の紹介はもちろん、子どもとできる食育活動の紹介もしています。「食」にまつわることの多くを書き綴っていきます。

【コロナ緊急事態宣言解除】保育園生活はどのような日常になっていくのか

つい先日、5月31日を待たずして一部の地域を除いて緊急事態宣言が解除となりました。まだまだ、通常の日常に戻ったとは言えない状況ですが、コロナ終息にむけ一歩前進したと実感はできています。

今回は、今後の保育園はどのような生活になりそうなのかを書いていきたいと思います。

 

 

市内の保育園は市の判断に左右される

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公立の保育園はもちろん、私立の保育園も今回のような緊急時には市の判断次第で運営を左右されます。

今回私の勤務先の保育園では、緊急事態宣言が出ていたときに決まっていた登園自粛期間の前倒し・短縮をすることなく予定通りの期間での実施をします。

  • 特定警戒地域が隣県(都)であること
  • 緊急事態宣言解除となってからの感染拡大の影響を見極めること
  • 体力の弱い子どもに関係すること

などの理由で、市で決定されたことなのです。

 

勤務先の保育園では

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緊急事態宣言が出ている間は、

  • 保護者がお休みの日
  • 産休、育休
  • 就職活動中

などで保育園を利用している家庭に関しては、基本は登園自粛をお願いしていました。そして今回、緊急事態宣言は解除になりましたが上記の家庭の方には引き続き自粛をお願いしています。

この期間は、休んだ日の分の保育料・給食費が日割りで返還されます。

 

実際の園児登園状況

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緊急事態宣言が出された4月上旬ごろは、全体の2/3くらいの園児が登園していました。ですが、在宅ワークが可能な仕事をされている家庭や、保護者が協力して休みを夫婦でずらして取って家庭での保育に協力してもらうことができて次第に人数は減り、飲食業や遊興施設などの営業自粛が決まった4月下旬ごろからは全園児の半数くらいはお休みとなっていました。

 

保育園をお休みして誰が子どもを見るのか

両親が交代でお休みを取ってなるべく交代で子どもと留守番をする家庭や、祖父母に協力してもらっている家庭が多いように感じました。

また、在宅勤務頑張ってこられた家庭もあります。

 

 

今後の保育園行事は

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緊急事態宣言が解除になり、新しい生活をおこなうにあたって保育園での今後の行事をどの様にするかも検討しなくてはなりません。

まだ、勤務先の園でははっきりとは決まってはいませんが、近隣のとある園では今年度中の行事をすべて中止にしたそうです。今年度の行事に関してはかなりのものが中止か規模縮小でおこなうことになりそうですね。

 

担任保育士と保護者の面談

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新入園、進級からコロナ騒動の中にあった今年度、担任保育士とゆっくり話す機会がない保護者も少なくないと思います。多くのクラスでは進級と共に担任も変わっていますので、保護者側からとしてもお話ししたいことは多いと思います。

今後の予定で1日あたりを少人数でおこなう保育参加会がありましたが、この行事も開催できるのかどうなのかわからなくなってきています。

もし、保育参加会ができなかった場合は保護者面談という形で担任保育士と保護者がお話しできる場を設けていくことになります。

 

給食の時間

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給食を食べるときはみんなマスクを取って食べますね。ですので、対面にならないように会議室のようにコの字にテーブルを配置して外側に座らせて給食の時間を過ごしたり、1つのテーブルにも互い違いに並ばせて子ども同士が対面にならないように配慮し続けていくことになりそうです。

そして、年中・年長クラスは「お話はしないで食べる」事をお願いしていくことになりそうです。なんだかちょっと寂しいですね…。

 

食育活動

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食育に関しては、様々なやり方があります。

  • はしや器を持つマナー
  • 食器の並べ方
  • 野菜の泥を落とす(洗う)
  • 野菜の皮をむく
  • 野菜を育てる
  • 食べ物に関する絵本の読み聞かせやお話  など

密にならないように、また普段の生活の中で実行できる食育の方法で活動をしていきたいと思っています。ですが、幼児クラスを中心としたクッキング活動に関しては今年度は難しいかなと感じています。

 

 

さいごに

未知のウイルスによるパンデミックの終息に向け、まだまだ気を抜くことができない状況にあると思います。

政府も市町村も学校も保育園もどこもかしこもこれまでの日常に一気に戻すことを恐れています。 それでも少し前と比べると、ピークは越え、終息に向かっている実感があるのも事実です。

緊急事態宣言が解除された地域の方は、これまでの縛りから解放された反動が起きやすくなりがちですが、本当の日常に戻るまでにはまだまだ日数がかかります。人が集まって生活する場所では、昨年度と同様に行事などをおこなうことが難しいということを理解しておいてもらいたいと思います。