コロナウイルスによる「緊急事態宣言」が全国に出されてから、生活が大きく変わった型も少なくないと思います。当たり前のように毎朝仕事、学校、保育園などに家族を送り出していたり、出勤・登校をしていた生活から一変して一日の大半を自宅内で過ごす方も少なくないと思います。
私の勤務先の保育園でも、園児の約半数が登園自粛に協力してくれているため、これまでにない静けさが続いています。
今回は、緊急事態宣言が発令されたことによって、保育園の活動内容がどのように変わっているのかを書いていきたいと思います。
園行事の延期・中止
年度末から年度初めにかけては卒園式や入園式、遠足など園全体でおこなう行事が続きます。ですが、コロンウイルスの感染拡大を未然に防ぐとして、卒園式こそは規模縮小、時間短縮でおこなったものの、入園式や遠足などは中止になりました。
保育時間の外遊び
子どもたちは年齢に合わせて園の近くの公園に行って遊んだり、散歩をしたりします。しかし、公園も登園自粛している子どもや休校中の小学生などが外遊びをするために来ていたりで 、公園内がちょっとした集団となっています。
もちろん子どもたちは「お互いの距離をとって遊ぶ」なんて高度なことはできませんので、保育士が「密」にならないように気を使いながらの公園遊びとなります。
『園外で遊んだがためにコロナウィルスに感染してしまった』ということがないように、しばらくは園外に出るのは辞め、外遊びは園庭でおこなうことが決まりました。
給食の時間
コロナ騒動が起きる前は、園児と一緒に保育士や給食職員もみんなで給食を食べていました。
しかし、集団になってしまうこと、食事中はマスクを取らなければいけない事などがあるため、子どもたちは対面にならないような席の配置にし、職員は子どもの様子を見ながら時間差で食事をとることになりました。
私たち給食職員もしばらくは子どもたちと一緒に給食を食べることができません。さみしいですが、万一のことを考えると仕方ないことです…。
園内行事の自粛
最近でいうならば、「子どもの日」の集会も予定されていました。(5月5日が祝日のため前倒しでおこないます)本来ならば集会場に集まってワイワイにぎやかにおこなうはずでした。
ですが、登園自粛をお願いして休んでもらっている家庭が多い中、登園している子(約半数)だけで楽しい行事をおこなうわけにもいかず、各クラスごとで子どもの日のお話をして、菖蒲の花と柏の葉っぱを見る程度にしたそうです。
登園時間やお迎えの時間
緊急事態宣言が出ているからと言って、保育園自体の開園時間の変更はしていませんが、保護者の方がかなり早めにお迎えに来てくれています。 なるべく子どもの在園時間を短くするべく協力をしてくれる家庭が多いように感じました。保護者の方の意識の高さに感謝します。
保育園給食調理の現場では…
保育園では、園児が来ている以上、基本的には給食の提供をします。人数が少ないからと言って『お弁当』で対応することは簡単にはできないのです。
これは、保育園という児童福祉施設ならではの決まりでもあるのです。
ですので、喫食人数は少なくなりますが、給食職員は出勤となります。
給食を提供する理由
そもそもなぜ保育園で給食の提供がされているのかと言いますと、
- 保護者支援のため
- 保育に「食」は切っても切り離せないものであるため
- 子どもの発育、発達の基礎を支えるため
- この先に生きるために欠かせない「正しい食」の日常化
- 食行動の発達を与えるため(コミュニケーション能力、社会性、姿勢、リズム、環境、速度など)
- 味覚の発達(好きなものばかりでなく、様々な味付けのものの経験)
などの理由があるからなのです。
園全体で衛生管理
保育室、給食室全てにおいて園児数が少ない今、衛生管理の見直しやさらなる清掃など、清潔に保つために空き時間を使っておこなっています。
普段、まとまった時間がないとできないような細かな場所も再確認しながらきれいにしています。
特にコロナウイルスが流行し始めてからは、ドアノブや引き出しの取っ手、業者搬入口などを定期的に消毒しています。外部の人が利用する出入口は特に入念に消毒し、「菌やウイルスを持ち込まない」ように気を付けています。
さいごに
まだまだコロナ騒動は終息しそうにはありません。ですが、『これ以上は広げない』事は各自の努力とみんなの協力で何とかなると思います。
外出自粛で「自粛疲れ」なんて言葉も聞かれるようになってきていますが、小さな子どもたちも「コロナだから外遊びは園庭だけで我慢しよう」と頑張っています。
不要不急な外出は控えたいものですね。
当ブログでは、自宅で簡単にできる食事やおやつの紹介もしています。↓一部ご紹介します。
この連休中も小麦粉や強力粉を使った新しいレシピを更新していきたいと思っています!!ぜひ自宅でクッキングをしてみてくださいね。