私が暮らす地域でもついに緊急事態宣言が出たことによって、保育園への登園自粛要請がされることになりました。
そもそも保育園とは
保育園ですのでその性質上、基本は家庭での保育に欠ける子を預かる施設となります。各家庭の事情はそれぞれですが、
- 両親ともに就労しているため日中の保育に欠ける
- 一人親世帯のため就労中の日中の保育に欠ける
など、就労をしているために子どもの日中の預け先として保育園に入所させている家庭が多いです。
もちろんその他の理由で預けている家庭もあり、
- 保護者の病気
- 保護者の就職活動中
- 産前産後の休暇
- 育児休暇
など様々な理由で子どもが預けられている場合もあります。
保育園を利用している家庭に対し、登園自粛要請が出されました
私が暮らしている地域は政令指定都市でもあるため、市長の判断で決まります。
保育園と一口に言っても、幼稚園と保育園が一緒になっているこども園、通常の保育園、乳児クラスのみを対象とした小規模園など様々な形態で運営しています。
今回、要請の対象になったのはすべての園ですが、保育の必要性に応じて対応が異なります。
こども園1号認定の子
いわゆる「幼稚園」に該当する子どもです。満3歳以上で教育を目的に14時30分までの預かりをしている子どもになります。14時30分と短時間であることから、保護者が共働きであるケースは少なく、ママが専業主婦であることや祖父母が子育てに協力できる家庭である場合が多いのです。
そのような特徴から、今回の特別緊急事態宣言を受け、1号認定の子は基本登園自粛になります。ただ、どうしても預かりを希望される場合は、こども園に相談することになります。自粛とは言っても実質登園を見合わせる形になってしまうかもしれません。
2号、3号認定の子
こちらは基本保育園に通う子どもになります。2号と3号の違いは2号が3歳以上児であることに対し、3号は3歳未満児であるのです。私たちは2号を以上児、3号を未満児とも呼びます。乳児か幼児かの違いです。
保育園に通う子は、先にもあげましたように「保育に欠ける子ども」です。ですので、基本的には登園自粛要請が出しづらいのです。
ですが、保育の理由によっては登園自粛のお願いをすることになります。このことは、今回の市長からの通達でも明記されていました。
- 就労していて日中保育に欠ける子は登園可。ただし、保護者が休みの時は登園を自粛すること。
- 保護者の病気や産前産後、育児休業などを理由に保育園を利用している家庭は原則登園自粛。
- 求職活動のために保育園を利用している家庭は、面接などの予定がない限り登園を自粛すること。
ただ、保育園でもどうしても都合がつかず預かりを希望される場合は、勤務や行動の予定を記した書類を提出することで預かりが可能になります。
それでもやっぱり預かりを希望される保護者が多くなりそう…
いくら自粛とは言っても、あくまで要請の段階です。保護者も仕事を簡単に休めるとは限らないですし、また仕事が休みだったとしても、休みの日くらいゆっくりと過ごしたいと思っている保護者も実際にいます。
一人ひとりが気を付けなくてはいけない時期ですが、やはり「大丈夫だろう」と思ってしまっている人も少なくありません。意識の違いですが、集団の中に意識の低い人が一人でもいるとやはり防げるものも防ぐことができなくなりますし、今回に至ってはコロナウイルスの感染リスクが上がってしまうかもしれません。
ところが行政はちゃんと考えてくれているのです。
保育料の返金
登園の自粛した日の分の保育料を日割り計算で返金するとのことです。
これは登園自粛に大きく影響すると思います。お金が戻ってきて困る人なんていませんからね。「それならなるべく自宅で保育できるように段取りしよう!!」と考える保護者が増えると思います。これは良い政策です。
ちなみに我が家では下の子くんが児童クラブに通っていますが、児童クラブでも日割りで返金されるようです。(我が家では既に当所自粛していましたが)
保育園側の対応
勤務先の保育園では、週末の段階で4月20日から登園自粛をするように各家庭にメール配信をしています。保護者も意識が高い人が多く、緊急事態宣言が正式に発令される前から園に問い合わせをしてくる人も少なくなかったようです。園長をはじめ、事務を担当する職員は対応に追われていました。
登園自粛初日
やはり、人が集まるところはコロナウイルスの感染確率が上がります。保育園でも例外ではありません。保護者の方も意識が高い人が多く、初日である今日は全園児の約1/3がお休みになりました。中にはGW明けまでお休みにされるご家庭もあるようです。
職員配置は
保育士
園児数が少なくなったことで保育士換算の関係でパートの保育士はお休みが増えそうです。正規職員も人手が余りそうなので交代で有給取得をしているようです。
人手があるうちに大掛かりな掃除も行っていました。
給食職員
私たち給食職員は今のところ勤務に変更はありません。給食の食数は少なくなるとはいえ、作業工程が減るわけではありません。しいて言えば、食器の洗う数が少ないくらいでしょうか…。
今のところ、勤務日数も変わらず…勤務時間も変わらず…仕事内容も変わらずです(^_^;)
さいごに
保育園でも、緊急事態宣言を受けて登園自粛要請が始まりました。保護者の理解も得られているので、今回は比較的スムーズに事が運んでいる印象です。
しかし、まだまだコロナ騒動はピークに達している感じはしません。今は、じっと耐える時期です。
まもなくGWも控えていますが、今年は大切な人や、家族と共にゆっくり過ごすGWにしたいものですね。