保育園の給食室内ではどのような年齢の人が働いていると思いますか?
女性の多い職場で年齢の話は…と思われるかもしれませんが、今回はあえて触れていきたいと思います(笑)
新卒の栄養士
短大を卒業して就職する新卒栄養士では最も若いと20~21歳です。新卒の栄養士を採用する園は大抵、すでに先輩栄養士がいる園であることが多いです。先輩の栄養士に付いて、現場での栄養士業務のイロハを教えてもらうことになります。
学校で習ったことと、現場では対応の違いもあれば、イレギュラーなこともあります。初めの2~3年は仕事に慣れることだけで大変な時期となります。
新卒の栄養士が保育園の給食の仕事を選ぶ理由は、
- 短大へ直接栄養士の求人があったから
- 休みがはっきりしているから(日祝、年末年始など)
- 栄養士として勤務できるから
などがあげられます。
子育て中の主婦
主に義務教育中までの子どもを抱えている主婦です。
パートの調理補助や小規模園で働いていることが多く、中には扶養控除範囲内で働く人もいます。
子育て中の主婦は、
- 子どもと休みが同じ
- 日中の仕事なので、家事育児と両立できる
- 主婦としての調理スキルを役立てたい
という理由で働く人が多いです。
ひとり親世帯の母
保育園に勤務する職員は、給食室内に限らず保育士でもそうですが、ひとり親世帯の母が多かったりするのです。そしてほとんどの人が、フルタイムで働いているのです。私もその中の一人です(*^_^*)
理由は至って簡単ですが、
- 自身の子どもと休みが同じであること
- 日中の仕事なので、子どもが保育園や学校に行っている間に仕事ができる
- 勤務先が保育園なので、子どもがらみの休みに理解が得られやすい(参観や病気など)
- 大きな園であれば、急なことがあっても交代してくれる人(フリー保育士など)がいて、休みやすい
など、ひとり親世帯とってはありがたいことずくめなのです。
子育てがひと段落した主婦
自身の子どもが成人した主婦です。
- 自宅にいても暇してしまうために働きに出る人
- 自身の老後のために少しでも蓄えを用意したいと考える人
- ただ単純に社会とのつながりを求める人
など様々です。
子育てがひと段落したとはいえ、50代前後であり、まだまだ働くことはできる日本社会の中では若い年齢です。週に2~3日の短時間パートとして働く人が多いのですが、私が知る限りでは掛け持ちをしている人が多く、はっきり言ってかなり元気な世代です(笑)
まとめ
はじめに書きました、「どのような年齢の人が働いていると思いますか?」という問いの答えは、
- 新卒栄養士の年齢から、定年までの主に女性が勤めています。
ということになります。
女性が多い理由としましては、
- 保育園という場所であることから、保育士含め女性が多い職場であり、男性が就職しづらくなっていること(近年、男性保育士も増えつつあります)
- 福祉施設であるため、給料が相場よりも低いこと(一家の大黒柱になる可能性の高い男性にはつらい現実…)
などが関係していると思います。