小麦粉を使用しないで、上新粉を使ったお菓子作りができるといいなと思い、チャレンジしてみました。
上新粉を使用した焼き(蒸し)菓子生地
用意するもの
- 上新粉(または米粉) 100g
- 卵 1個
- 砂糖 40g
- サラダ油 20g
- 水 50g
- お好みの具材(今回は茹でさつまいも 100g)
実際に作ってみました
①ボウルに卵、砂糖、サラダ油、水を入れて混ぜる。
②上新粉を入れ、さらに混ぜる。
③下茹でしたサツマイモを入れて生地に絡ませる。
④マフィンカップに入れ、180度のオーブンで15分ほど焼く。
⑤今回は同時進行でお湯を浅く張った鍋で、蒸しバージョンも作りました。
出来上がりはいかに!!
マフィンバージョン
おや?見た目は結構普通です。おいしそうな仕上がりになりました。
では、割ってみましょう。
キメがものすごく細かく、まるで和菓子のようです。(材料的には和菓子扱いしても良いですが 笑)
思っていたよりは膨らみが悪かったのですが、割るときに締まりすぎていて重い感じもありませんでした。
実食
外はカリカリで中は意外としっとりしています。卵の風味は感じることができ、上新粉の特徴から、心配していた食感も小麦粉マフィンとは別物ですが、これはこれでおいしいと思えるものです。今回使用した、サツマイモとの相性も良いです。
出来立てはもちろんおいしいのですが、冷めてもさっくり感が増し、オシャレな和菓子のような風合いになりました。
蒸しバージョン
こちらも、パッと見は普通の蒸しパンのように見えます。
ですが、こちらはやや締まっており、持ったときにずっしり感がありました。
小麦粉で作る蒸しパンであれば、なかなかずっしりした仕上がりにはなりませんので、ちょっと仕上がりが不安になってしまいました。
では、こちらも割ってみましょう。
こちらもきめ細かい!!粉の特性上こうなるのですね。
遠目で見ると、落雁または、高野豆腐のようにも見えてしまいますが、寄ってみると…
一応ちゃんと(?)蒸しパンにも見えます。
実食
おいしいかどうかは、食べてみなけりゃわからない!!
と言う事で、食べました。
出来上がり直後のものはふんわり感もありました。ですが、蒸しパンかというと…。
「??」という感じです。
でも!でもです!!
クセになるお菓子が出来上がりました!!味も食感もおいしいです。やはりこちらも和菓子のような仕上がりです。例えが難しいですが、甘すぎなく柔らかすぎる落雁でしょうか(笑)
そして時間を置いて冷めたころにも食べましたが、冷めるとモチモチ感が出てきます。これはこれでGOOD!!
上新粉マフィンと蒸しパンを作ってみて
今回は、小麦粉と乳を使用しないため、風味付けには良いバターの使用もしませんでした。その代わりに「サラダ油」を入れ、生地にしっとり感が残るようにしました。
生地が焼いたときや蒸した時に膨らむように卵は入れましたが、ベーキングパウダーも一緒に入れるともう少し膨らんだかもしれません。(食感も変わるかもしれません)
ただ、このままの配合でも充分おいしく出来上がります。
こんかいはたまたまあったサツマイモを入れて作りましたが、サツマイモとの相性は◎です!!
味にうるさい上の子ちゃんにも両方のものを食べてもらいました。彼女は、
「蒸した方が好き。」
と言っていました。(私は焼き派です 笑)
米粉・上新粉・もち粉・団子粉の違いを知っていますか?
どれも元をたどると原料は米なのですが、米は米でも米に違いがあるのです。
米粉
読んで字のごとく、通常炊いてごはんとして食べるあの米(うるち米)を粉にしたものです。グルテンフリー(小麦粉無し)の食品に使われることが多いです。
アレルギー対応として、小麦粉の代わりとして使われます。
上新粉
上新粉も原料はうるち米です。ただ、米粉と比べると粒が荒いのです。
柏餅、草餅、ういろうなどを作るときに使われます。
(今回のマフィン、蒸しパン作りに使用したのはこちらの上新粉でした。)
もち粉
もち米を粉にしたものです。白玉粉の代わりとして使うことができます。
主に大福の皮、団子の材料として使用し、もっちり感を出すために焼き菓子に入れることもあります。
団子粉
米粉ともち粉の両方がブレンドされたものです。団子にしたときに、時間がたっても硬くなりにくい特徴があります。
用途に応じて粉の使い分けをして、
おいしいおやつを作りたいですね。