日本の行事食第3回目は、暑い夏の季節を中心に書いていきたいと思います。
夏から初秋にかけては日本の行事食が多く存在しますよ。
目次
7月の行事食
そうめん(7月7日)
天の川や織姫の機織りの織り糸に見立てられ、食されています。ですが、もともと縄のような形をした小麦粉のお菓子がルーツであると言われています。それが次にご紹介する、索餅(さくべい)です。
索餅(7月7日)
先に紹介した、そうめんの前身と言われている食べ物です。
小麦粉を練って縄状にし、焼いたお菓子です。
実は当ブログでも以前、索餅について記事を書いたことがあります。
↑大昔の実際の索餅を口にしたことはありませんので、材料から想像で索餅を再現し、レシピ化してあります。
気になる方は、覗いてみてください!
うなぎ(土用の丑の日)
『丑の日に「う」のつく食べ物を食べると夏負けしない』という風習があったと言われています。「う」のつく食べ物とは、うなぎはもちろん、うどん、うし、うま、梅干し、うさぎ、うりなども指していました。
この中からうなぎのみが現代にも引き継がれています。
8月の行事食
精進料理(お盆)
昔はお盆の時期には仏教の「不殺生戒」の考えに基づいて、魚・肉・卵などを口にすることは厳禁とされていました。そのため、海藻・豆腐・野菜・キノコ・こんにゃくなどを使用した精進料理が食べられていました。
しかし、近年これらのことを気にしない人も増えていることから、必ずしも魚などを食べてはいけないということもなくなってきています。
9月の行事食
おはぎ(お彼岸)
おはぎのところに来て、春の「ぼたもち」を書くことを忘れたことに気が付きました(;^_^Aですが、両方とも同じものを指します。
ただ、牡丹の花が咲くころに作られるものをぼたもち、萩の花が咲くころに作られるものをおはぎというのです。
ちなみに「萩」は秋の七草でもありますね。(ハギ・オバナ・クズ・ナデシコ・オミナエシ・フジバカマ・アサガオ)
保育園のおやつでもきなこおはぎ↓を作ります。
あっという間に簡単!きなこおはぎ
材料 (2個分)
温かいご飯 160g
砂糖 20g
きなこ 20g
塩 ひとつまみ
用意する器具
ボウル(少し大きめ) 2つ
めん棒またはマッシャー 1
作り方
①ボウルに砂糖ときなこを混ぜておく。
②もう一つのボウルにご飯を入れ、めん棒またはマッシャーで簡単につぶす。
↑作業をしながらの撮影のため、ピンボケしています。
私は、手軽さ重視なので、↑このくらいでOKとします。
③②を2つに分けて丸める。
↑白いお皿に白いものを置くという痛恨のミスをしてしまいました…が気にしない!
④③を①に入れ、ボウルを持ってぐるぐる回すと勝手にきなこがまぶされます。
ボウルをぐるぐる回します…⇓
グルグル回していくと…⇓
10回ぐらい回すと、手を汚すこともなく ↑こんな感じになります。出来上がり!
↑あ、ピンボケ…でも、程よくボケて適当感が薄れますかね(笑)
あんこ(特に粒あん)が苦手な子どもは意外と多いです。きなこのみで作ることによって、簡単&食べやすくなります。もちろんあんこを入れてもオッケーです。
保育園でも人気のおやつです!本日のおやつにいかがでしょう?
月見団子(十五夜)
お団子については以前の記事にも書いてあります。
月見団子は十五夜にちなんで15個をうまく乗せてお供えすることが主流です。
下の段から9個・4個・2個と積んでピラミッド型にします。
保育園では、豆腐を一緒に練りこんだ月見団子を作りました。(詳しくは↑の記事に書かれています。)