今回は、保育園から少し離れたお話です。
上の子ちゃんは小学校で、つい最近「調理実習」を行いました。
今回は小学生の家庭科から学ぶ食育を書きたいと思います。
目次
まず、自分が子どもの頃の調理実習を振り返る
少し記憶があいまいなのですが・・・。
今を去ること27,8年ほど前。私がまだまだ子どもだったころ、小学校の家庭科で行われる調理実習は先生があらかじめ作るものと、材料、持ってくる量(個数やグラム)などを決めておいてくれ、プリントに記載されていました。
そのプリントをもとに、私たちは各班ごとで話し合いをして『誰が何を持ってくるのか』を決め、調理実習当日までに準備をしました。
もちろん、各班同じプリントを配られているので、作るものも同じであれば、分量も同じでした。
実習当日は各班ごと分担をして調理を行い、試食して片づけをします。量は給食に響かないようにするためか少なめだった記憶があります。
上の子ちゃんの調理実習
5年生から始まった家庭科での調理実習。5年生の頃は『青菜のお浸し』『カレーライス』などお決まりのものを作ったのですが、今年6年生になると、一言でいうなら『自由献立』になります。
テーマ、縛りは何もなく『1から自分たちで考える』ことだったのです。
献立を考える
自分たちで作ってみたいものを、班の中で話し合います。3,4時間目に実習を行うため、給食に響かない献立を考える班や、給食だけでは足りないからがっつり食べられる献立を考える班、栄養バランスを考える班など、個性が目立ちました。
献立から、持ってくる材料を考える
材料も持ってくる分量もお任せなので、作りたいものから、どんな材料が必要なのかも子どもたちで考えます。ただし、今回は肉と魚は衛生上使用できません。
子どもたちで材料を分担して持ってくる
こちらも各班で話し合いによって決めました。分量は各親にお任せのようで、実際上の子ちゃんも
「4人分のけんちん汁を作るからごぼうを用意して」
という言い方で、当日持っていく材料を教えてくれました。もちろん、どこのうちの母親も主婦なので、大体の使用量は想像つきますので、これでも問題はありません。
当日の実習の流れは昔と同じようでした。
実際、上の子ちゃんのクラスの子が作ったもの
- カレーライス+サラダ
- オムライス+サラダ
- けんちん汁+目玉焼き
- みそ汁+オムレツ
どの班も2品作っていました。意外と子どもたちは栄養バランスを気にした献立を考えたようです。きちんと野菜が使われていました。
最後に
今回の話は、上の子ちゃんの話と、実際に学校の廊下に貼り出されていた家庭科の様子をまとめてみました。
あらかじめ準備されたもので作るのではなく、作りたいものからどんなものを準備すると良いのかを考えることができた授業で、とても良い経験だと感じました。
保育園くらいの年齢の子ですと、難しすぎますが小学校高学年くらいになりますと、こういったことも子どもたちだけで考えることができるのです。