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保育園調理師の「食」ブログ

現役保育園調理師が簡単おやつやご飯の紹介はもちろん、子どもとできる食育活動の紹介もしています。「食」にまつわることの多くを書き綴っていきます。

保育園調理師としての今後を考える出来事

今日はとても悲しい出来事がありました。

 

 

年少さんの配膳のお手伝いをするためにお部屋に行くと

 

「なんでおやっさんさんが来たの?E先生(栄養士)に来てほしかった~。」

 

と言われてしまったのです。

 

とは言っても3歳児。もちろん悪気があって言っていることではないかもしれませんが、なんだか心が折れました。

それまで子どもたちとたくさん接してきたつもりでした。たくさんお話しして、たくさんのお話も聞かせてもらっていました。子どもたちの保護者ともたくさんお話しさせてもらっていました。そんな中でのこの発言。

 

「そんなこと言うなら、おやっさんさんはもうこの部屋には来ません。ずっとE先生に来てもらいなさい。」

 

と思わず言ってしまいました。

 

さすがにまずいと思ってくれたのか、2~3人は「ヤダヤダ~」とは言っていましたが、私はこの仕事を辞めたくなってしまうくらい悲しくなってしまいました。

 

 

こういった場面に出くわしてしまった場合、どのように対処することが正解なのか正直わかりません。

 

ですが、自分が『嫌だ』と感じたことは、相手が子どもであってもきちんと伝えるようにはしたいと思います。これは自身の子育てでも行っています。

きちんと伝えることで、『言ってよいこと・悪いこと』をひとつづつ覚えていき、人にやさしい人に育ってほしいなと思います。

 

 

お隣りの年中さんのクラスでは、配膳のお手伝いに行くと、子どもたち自ら

「お手伝いありがとうございます。」

と言ってくれます(笑)

 

かしこまって言う様子にはちょっと距離感を感じてしまいますが、ありがとうという気持ちを丁寧に伝えようとしていることはわかりますので、気持ちは素直に受け取ります。そしてこういう時は私も、

「いえいえどういたしまして…」

とかしこまってのお返事になってしまいます。

 

 

保育園給食の仕事はこれまでやりがいのある楽しい仕事だと思っていましたが、努力が実らない辛いこともあることを実感してしまいました。

特に私たち調理師は調理室内での仕事が主になってしまうため、どんなにがんばって子どもたちとつながりを持とうとしても、保育士さんや栄養士さんには遠く及びません。所詮、縁の下の下くらいで支えているにすぎません。表舞台に立つことはほとんどありません。栄養士さんを支える立場である以上仕方のないことですが、それによって子どもから心無い一言を言われてしまうことがとてもつらいのです。

 

 

何だか文が乱れておりすみません。

今日の出来事は、これから先この仕事を続けていくにあたって私の中で大きな課題となります。

子どもともっと関わっていきたい…けど、栄養士さんを差し置いてしゃしゃり出ていくわけにはいきません。だけどこのままでは多分何も変わらないと思います。

 

私の今後の立ち振る舞いを考えさせられる出来事でした。