秋になったら、この記事を書きたかった、元愛知県民です。
今回は、タイトルにもありますように「鬼まんじゅう」についてです。
鬼まんじゅうは愛知県民なじみの和菓子です
名古屋発祥の鬼まんじゅうは、愛知生まれ愛知育ちの私には小さい頃から馴染みのある「和菓子」です。もちろん和菓子屋さんで販売もされています。1個100円~150円くらいの価格です。
私が暮らしていた地域では、梅まつり(1~2月頃)でお茶席にお茶うけとして出されていました。
鬼まんじゅうとは?
まずはここからの説明が良いでしょうか。
鬼まんじゅうとは、小麦粉と砂糖、少量の水分を混ぜた生地にサツマイモを絡めて蒸した、素朴な食べ物です。
鬼まんじゅうもいろいろあります
このタイプの鬼まんじゅうは懐かしさがあります!小さいころから食べていたものと同じです。小麦粉・砂糖・水・さつまいもで作ると、このような仕上がりになります。自然と光沢が出るのも鬼まんじゅうの特徴のひとつです。
生地はモチモチしています。
こちらは、材料の中にさらにベーキングパウダーを入れることによってふわっと感が出ます。黄色と白のコントラストがきれいです
最近では、ホットケーキミックスを使用して作る方法も紹介されています。ホットケーキミックスを使用すると、蒸しパンのような仕上がりになります。私的にはこれはサツマイモ蒸しパンと呼びたいところですが…。お味は間違いなくおいしいです。
鬼まんじゅうの名前の由来は
所説あるようですが、
- 見た目が鬼の住む島に見えることから(岩肌がごつごつしているように見えることから)
- 鬼の持っている金棒に見立てている
と言われています。近年では、黒ゴマを使用した「黒い鬼まんじゅう」もあるようです。
鬼まんじゅうの作り方
用意するもの(小さいもので約10個分)
サツマイモ 300g
小麦粉 25g
極しっとり
パンケーキミックス粉 75g
砂糖 50g
水 30g
今回、うかつにも小麦粉のストックがなく、足りない分を以前検証で使用した残りの極しっとりパンケーキミックスの粉で代用しました。
作り方
①サツマイモはところどころ皮をむき、1.5㎝角くらいの大きさのさいの目切りにし、水にさらしておく。
②①の水を切り(この時水分が残っていてもOKです)サツマイモに砂糖をまぶす。
③②に小麦粉(今回は+ミックス粉)を入れて芋にからめ、さらに水を入れて生地の固さを調整する。芋と芋が生地によってまとまるくらいが良いです。
④クッキングシートにひと塊ずつ形を作りながらのせ、蒸し器に入れて10~15分蒸す。
蒸しあがったら出来上がりです。今回ミックス粉も使用しましたのでふわっと感のある鬼まんじゅうが出来上がりました。
粉を全て小麦粉で作ると、始めに紹介しました、「光沢のある鬼まんじゅう」が出来上がります。
断面はこちらになります。
最後に
大手製パンメーカーからも「鬼まん」という名で販売がされています。おいしそうではありますが、鬼まんじゅう・・・・?という感じがするのが正直なところです。おいしそうではありますが、見た目が違うような気がしてしまうのです。
最後に鬼まんじゅうとは、
- 表面にサツマイモの角切りが見えている
- 生地に粘り気がある
- 光沢がある
これらの条件を満たした和菓子なのです。