年少さんのクラスでは、7月から『ミニにんじん』を育てています。
今回は、その栽培方法を書いていきたいと思います。
目次
鉢づくり
まずは、にんじんを育てるための、鉢を作ります。年少さんは一人1つ、自分専用のにんじんを育てることにしました。
牛乳パックの上部を切り取ったら、
水はけをよくするための穴をあけます。
穴は小さすぎると、水はけがいまいちになりますし、大きすぎると土も流れ出てしまいます。直径5mmくらいの穴がちょうどよいと思います。
牛乳パックに穴が開いたら、園芸用の土を入れます。
土を購入するときは、肥料入りの土を購入することをお勧めします。発芽して本葉が出るくらいまでは、肥料を気にすることなく成長を見届けることができます。(ですが、ある程度育ったところで追肥が必要です。)
土は、14L入りのものを購入し、27人分ほど準備ができました。
そして忘れてはならないものがもう一つ。
水を受けるための受け皿です。
もし、手作りする場合には、1.5Lペットボトルを横に置き、点線の部分で切ります。
1.5Lのペットボトルの大きさですと、ぴったり横に3本牛乳パックが置けます。(2Lのものでもよいですが、若干大きめです。)
余分な水を捨てるときは、ぺットボトルの注ぎ口から排水できます!
種を植える
年少さんにもなると、種まきから体験します。ですが、にんじんの種はとても小さいです。間違って口に入れないように、風で飛ばさないように・・・・子どもとの作業では気を付けなくてはいけないことがいっぱいです。
今回は、一人約10粒の種をまきました。すべてが発芽するとは限らないので、少し多めにまきます。種の上に土はあまりかけすぎてはいけません。かぶせてあるかないかくらいで大丈夫です。
ジョウロづくり
500mLのペットボトルと、そのキャップを使用します。
極めて簡単です。もちろん通常のジョウロでも大丈夫です。
水やりは子どもたちが毎日行ってくれます。
間引き
ある程度育ったところで、元気の良い苗を3本残して間引きをします。
もちろん、子どもたちが行うのですが、説明をしても理解してくれない子もいるため注意が必要です。
そしてクラスに一人は必ずこんな子がいます。
鉢に何もないのでは困っちゃいますよね・・・。
とりあえず抜いた苗を鉢に戻しました…。
追肥
さらに育ったところで、追加で肥料をあげます。
今回使用した肥料は、私が自宅できゅうりにあげていた肥料です。
500mLの水に1mLの肥料を溶かしいれ、苗にあげるだけです。使用量が少ないので、なかなか減りません…。回数はたくさん使えるので、コスパは大変よろしいです。
先日初回の追肥をあげたので、子どもに
「肥料をあげておいたからね。」
と伝えると、肥料というものがいまいちわからなかったようでした。なので、
「にんじんが元気に大きくなる魔法の水をあげたんだよ。」
と、ちょっとメルヘン(笑)チックに伝えると、とある女の子から思わぬ一言が‥‥。
Σ(・□・;)年少女子からの現実的な一言を食らってしまったのでした…。
最後に
7月から 育てている人参も、 もう少し大きくなったら、収穫になります。
あとどのくらいかかるかわかりませんが、予定では今月中に収穫です。
小さな事件はありましたが、無事ににんじんとご対面できると良いですね。