『食育』とは・・・
様々な経験を通じて、「食」に関する知識とバランスの良い「食」を選択する力を身につけ健全な食生活を実践できる力を育てることです。
皆さん一度は聞いたことのある言葉だと思います。
では、実際に食育とはどのように行っていけばよいのか?と考えてしまう方もいるのではないでしょうか?でも、実際には難しく考えることはないのです。
今回は、『家庭でできる食育について』書きたいと思います。
目次
はじめに
『食育』と聞いてまずは『クッキング』を思い浮かべる人も少なくないと思います。
もちろんクッキングも食育のひとつには違いありません。ですが、もっと簡単にできる「食育」もあるのです。
一緒にお買い物
お子さんのいる家庭でしたら、一緒に食材の買い物に行くことも立派な「食育」になります。わざわざ時間をつくらなくても、日常生活の中からできる簡単な食育ではないでしょうか?
「おいしそうな きゅうりを〇本袋に入れてね。」
「トマトはどこにあるかな?」
など、お子さんとお話をしながら買い物するのも楽しいですね。
調理の雑用
案外、お子さんにしてもらえると助かっちゃうことです。
野菜の皮むき、大根おろしづくり、お米洗い・・・などなど。
子どもが行うことなので、時間がかかることは仕方のないことです。しかし、子どもが行ってくれるからこそ他のことができるのです。親子で同時進行で食事作りすると、意外と早く終わってしまうこともあるのです。
自分も楽ができ、子どもの食育にもなる…なんだかお得ではないでしょうか??
味見
作った食事の味見役を子どもにしてもらうことも立派な「食育」です。
お母さんやお父さんが準備している食事に対しての興味が沸きますね。大人も子どもも
「ちょっとだけお味見。」
は好きだと思います。自分だけの特別感も加わることで、さらに食事に対しての興味が出ること間違いなし??
色どりの良い食事を意識する
なかなか難しいかもしれませんが、食事の色どりを少し意識することによって目から「おいしい情報」が入ります。色彩がきれいですと、苦手なものでもおいしそうに見えてしまうのです。
「お野菜きれいだね。」
「何色の野菜があるかな?」
など声がけしてあげることによって更に効果があります。
こういったことも立派な「食育」となります。
食材は赤と緑を意識すると、それだけできれいに見えてしまいます。お試しください!
食に関する絵本を読む
我が子はグリーンマントのピーマンマンの本を読んだところ、大嫌いだったピーマンが好きになりました。
子どもは純粋です。
意外なきっかけから苦手な野菜が食べられるようになることもあるのです。食にまつわる絵本を読んでみることも「食育」につながります。
家庭菜園をする
身近で野菜を育てることも「食育」になります。
勤務先の保育園では、夏野菜がいくつか収穫できています。
自分たちで作った野菜ですので、トマト・ピーマン・おくら・・・どの野菜も「おいしい」と言って食べてくれます。
給食の材料として使わせてもらった日には、
「おやっさん先生、僕たちが作った野菜、おいしい??」
と、子どもたちから聞いてくれます。
野菜を育てる → 食べてくれる人がいる → おいしいと言ってもらえた → 嬉しい
この気持ちを知ってもらうことって、素敵ですよね。
一緒に食べる
色々書きましたが、一番大事なことです。食事を一緒に食べてくれる人がいる。一緒に食べる人と分かち合え、共有できる。ともに過ごすことができる。
これは、なによりも簡単な「食育」となります。
まとめ
さあ、食育活動をするぞ!!と意気込む必要は全くありません。日常の中から無理のない範囲で行うことができると良いですね。
今回、項目に入れませんでしたが、クッキングも立派な食育です。子どものやる気を上手に引き出すと、楽しい食事(おやつ)作りができますね。
各ご家庭にあった方法で、生きるために必要な食について、興味のある子に 育てていきたいですね。