保育園の中で、子どもと一番関わることができるのはやっぱり保育士さんです。
給食調理員は、準備・調理・片づけ・掃除…など一日の大半は調理室内で過ごすため、子どもたちと接する時間は限られてしまいます。
毎日の中では、
- 給食を食べる約15~20分間。
- おやつの時間に食べ具合を見ながらのふれあい数分。
- 出退勤時にたまたま一緒になった子との会話。
人見知りが激しいのは意外と1歳児
3歳児以上は、人に興味があり、初対面でもまず泣かれることはありません。そしてすぐに名前も覚えてくれちゃいます。
反対に0歳児は、若干の人見知りはあるものの保育室が給食室の真ん前ということもあり、割と早い段階で調理員にも慣れてくれます。
2歳児クラスは、赤ちゃんと幼児の間のクラスですが、人を見て泣くことはなくなります。後半になると、私たちのことを名前で呼んでくれるようになります。
ところが、1歳児はなかなか手ごわいのです。
人見知りの激しい子は泣くか、固まってしまうのです。
園の方針は
私の勤める園では、「担任だけでなくいろいろな人に慣れてもらったほうが良い」という方針です。
なので、私たちは子どもたちに遠慮することなくどんどん話しかけていました。
ある子は1年過ぎてから
1歳児クラスから2歳児クラスに進級し、先日一緒に給食を食べたのですが、
なんと子どもの方から話しかけてくれるようになりました。
まあ、「もうお腹いっぱい」アピールだったのですが、
今まで話しかけても固まって泣き出していた子が私に話しかけてきてくれたことがうれしくて、心の中で、大喜びしてしまいました。
今年度の手ごわい1歳児ちゃんが…
いつも話しかけると、難しい顔をしてカッチカチに固まってしまっていた子も、つい先日おやつの時間にお部屋をのぞき込むと、
満面な笑みで「おいしい」と 教えてくれました。
この瞬間は、心の中で勝利宣言をしてしまいました。
そうなんだよ、給食調理員は怖くないんですよ(笑)
1歳児も人なつっこい子はいます
手ごわい子も多いのですが、人懐っこい子も多いです。
特に男の子に多い気がします。
朝、出勤すると入口の柵越しに
「おはよー。」
とさわやかに挨拶をしてくれます。
この日は、3人並んで挨拶してくれました。
まとめ
保育園で働いているのに子どもたちと接する時間が限られるのが調理員です。
もちろん、給食を作ることが主な仕事なので仕方のないことなのですが、それでも可能な限り子どもたちとお話ししたり関わりたいと思っています。
子どもたちが卒園していっても、心のどこかで「こんな人いたな~」と覚えていてもらえるような調理員を目指したいです。