私たち給食調理員は、調理室に入るときには帽子又は三角巾をかぶり、コックコートやかっぽう着などで服を覆います。自身の髪の毛や外部からのほこりなどの混入を防ぐためであり、安心安全な食事を作るためには必要なことです。
しかし、仕事柄…ならではの悩みもあるのです。
「前髪」についてです。
給食調理は三角巾や帽子が必須の職場
髪の毛は被り物の中に納まっていないといけないので、勤務後は前髪に変な癖が付きやすいです。私自身、元々前髪は作るタイプでした
しかし、短い前髪を三角巾に無理やり入れて仕事をすると、ある大変なことなるのです。一日の勤務が終わって帰り支度をするために三角巾を外すと。
髪の毛が逆立っているではありませんか!
しかも私の髪質は癖がついたら治りにくいという頑固なものです(笑)まるでニワトリのようになってしまいました。
しかもこの時私は、自転車で通勤していたのです。とさかのような前髪を人前にさらしつつ、帰路につくことが恥ずかしく、しばらく帽子をかぶって通勤していました(笑)
解決策は「前髪を伸ばす」こと
そんなある日、前髪を伸ばして横に流した方が、三角巾の跡がついてもごまかしやすいという事実に気が付きました。給食調理員として働き始めたことで、人生で初めて前髪を伸ばすという選択をすることになったのです。
系列園の調理員さんの髪形
私の勤務先の園は、同じ会社が経営している系列園が存在します。月一回の社内給食会議の日で、系列園の調理員さんともお会いすることができます。
その会議の日、なんとなく皆さんの髪形に注目してみると、やはり前髪を伸ばしている人が多かったのです。
直接聞いたわけではありませんが、皆さん同じような悩みがあったのだと推測できました。
息子の通っていた保育園の調理員さんの髪形
今思い返せば、かつて息子が通っていた保育園の調理員さんも前髪を伸ばしていました。
よその園の人も同様な髪型だったのです。給食業界では、共通認識なのでしょうか?
さいごに
私は基本ズボラなので、時には寝ぐせのついたまま出勤するときもあります(笑)
ですが、一応は女性なので髪の毛のことも少しは気になるのです。
どうせ職場内では被り物をするのですが、その被り物をするための髪形に悩むのも調理の仕事ならではのものなのかもしれませんね。