保育園で給食を作っています!!

現役保育園調理師が簡単おやつやご飯の紹介はもちろん、子どもとできる食育活動の紹介もしています。

保育園で離乳食を食べるまでについて

保育園でも離乳食を提供します。

ですが、あくまでも基本はご家庭で進めてもらうことになります。

 

保育園ではお昼の分の提供になりますので、

少なくとも2回食以上にならないと対応してもらえないところが多いです。

 

 

その理由は、

 

  • 園でも離乳食を進めるにあたって、個人差があるためまずは保護者の監督の下、1日1回1さじから進めてもらいたいこと。保護者がその子に合った硬さや形状をきちんと保育者に説明ができ、把握していることが望ましい。
  • 初めての食材によって、万一アレルギーがあった場合、保護者が病院に連れて行くなどの対応できるように、お家にいる時間に食べてもらいたいこと。様々な食材を自宅で試してもらいたい。

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 ということです。

 

今回は、一般的な離乳食の進め方から、保育園入園前までに家庭でやっておくと、入園後慌てなくてもよくなるかもしれない?情報も書きたいと思います。

 

 

目次

 

 

 

離乳食スタートの目安 1日1回食

5~6か月ごろ 嚥下・捕食機能獲得期

舌で食べ物を移送し、ごっくんと飲み込むことを嚥下機能といいます。

このころの乳児は、唇と舌の動きによってペースト状のものを口の中に入れて飲み込めるようになります。

食に対しての興味が出てくると、多くの乳児は唾液が多くなります。

大人が食べている姿を見ているだけで、口をもぐもぐして真似する子もいます。

 

この頃の離乳食は

ポタージュくらい状態のものが良いです。

1日1さじからスタートし、初めてのものを食べさせる時は平日の午前中にします。

万一アレルギーが疑われる症状が出たときに、小児科に受診できるからです。

 

 

食べさせ方

下唇の中央にスプーンをのせ、唇が閉じたらスプーンを引き抜くようにします。

ゆっくり一口ずつ与えます。口の端からこぼれてしまった時は、柔らかい布でふき取ってあげます。

乳児でも、舌で食べ物を押し出すことがあります。

これは、舌挺出反射といい、舌先で反射的に押し出す反応によることもありますが、ただ単に初めて食べる食材に対しての拒絶反応ということもあります。

この2つの見極めもしていかなくてはなりません。

ですが、徐々に慣らしていけば大丈夫です。

 

乳児の姿勢は、ゆったりとした楽な姿勢で両手が自由に使える状態で食事をさせましょう。

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離乳食中期  1日2回食

7~8か月ごろ  押しつぶし機能獲得期

この頃になると、舌の上に乗った食べ物を上あごに押しつぶすことができるようになります。形のあるものを舌を上下に動かしてペースト状にして食べます。

 

 

この頃の離乳食は

舌でつぶしやすい硬さ、大きさが良いです。

3~5ミリ角に切って、親指と人差し指で挟んで軽く力を入れてつぶれるくらいです。

 

 

食べさせ方

硬すぎたり、柔らかすぎたり、量が少なすぎたりすると「丸のみ」になりがちです。

個々にあった適量を見極めます。

 

一人で座れる子は、足が床や補助版に着く安定した姿勢にします。椅子の高さの調整をしてあげると良いですね。

 

「自分で食べる」という興味が沸くように、スプーンを持たせるのも良いですね。

 

 

離乳食後期  1日3回食

9~11か月ごろ  すりつぶし機能捕獲期

形のある食べ物を歯茎の方に送り込み、上下の歯茎でつぶせるようになります。

舌の左右運動もできるようにもなります。

食べ物を手づかみするようにもなります。

 

 

この頃の離乳食は

大人の指でつぶせる硬さ、1センチ角くらいの大きさで1~2ミリくらいの厚さのものが良いです。「丸のみ」の癖がつかないように食べさせてあげたい時期です。

 

すすり込むこともできるようになるため、コップで液体を飲むこともできるようになります。

 

 

食べさせ方

自分で食べる動きが始まります。

乳児の手がテーブルに届くようにしてあげ、体がやや前傾した姿勢が取れるようにイストテーブルを調整してあげると良いですね。

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離乳食完了期  1日3回食

12か月~18か月ごろ

奥歯が生え始め、手指を使って食べ物を口に運び、自分で食べられるようになります。

自分で口に入れる量も調整もできるようになります。

 

 

この頃の離乳食は

歯茎で噛める硬さで手づかみしやすく、前歯で噛み切れる硬さのものを与えます。

 

 

食べさせ方  

スプーンやフォークを使っていくにあたって、手づかみ食べをすることは非常に大事です。本人が「自分で食べる」意思があるならば、なるべく自分で食べさせましょう。

本人にいまいち「自分で食べる」意思がなくて小皿の上に手づかみしやすいように食材を置くなどの工夫をしてみると良いかもしれませんね。

子どものペースで食事をさせてあげてください。

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子どもの目線より上から物を口に入れることはやめましょう。

食べさせる時も、子どもが目で見て認知してから口の中に入れるようにしましょう。

 

離乳食は一日のうちのいつ食べさせるのか

離乳食初期では、午前中に食べさせるのが良いと初めにも書きました。

 

では、離乳食中期以降はどうでしょう。

早い子は入園する子もいるでしょう。気になるところですね。

 

離乳食中期 2回食

朝と夜に食べさせると良いです。

保育園では、2回食の子には給食を出さないところもあります。

(これは園によってなので、入園予定の保育園に確認してください。)

 

では、なぜ朝と昼ではだめなのでしょう?

正確にはダメというわけではないのですが、

  • 乳児は1回当たりの摂取量が少ない
  • 朝と夜の方が一日のリズムがとりやすくなる
  • 夜に食べることによって、眠りが深くなる(空腹で目が覚めることも減る)

というメリットがあるからなのです。

 

正直、1食でも保育園で食べてもらえるならばママは楽になるのでしょうけれど、子どものためにも2回食まではご家庭での協力をお願いする場合があります。

理解してもらえると保育園側としてもありがたいです。

 

 

離乳食後期  3回食

3回食なので、朝昼晩で良いですね。

ですが、夜は遅くなりすぎない時間に与えたいですね。

昼は、保育園で離乳食の提供が可能になります。

入園前に様々な食材を体験させておくことを強くお勧めします。

 

 

 

最後に・・・

今回は、離乳食の一般的な進め方を書きました。

ですが、乳児の個人差はとても大きいです。

個々に合った進め方で良いと思います。

 

ですが、あまりにもゆっくりしすぎても、いざ入園といった時に

月齢的には給食を出してもらえるけれど、食べられるものが少なくて給食提供が見送りになってしまった!

ということにもなりかねません。

 

子どものペースに合わせることは大切ですが、新しいものにもチャレンジしてみて慣れていくというのも大切です。心配ならば、初めは柔らかめに煮るなど、工夫をしても良いですね。