私の勤務する保育園の給食室は、高い場所に採光用のすりガラスがあるのみで、外の景色が見えるような透明ガラスの窓はありません。これはどこの保育園でそうなのでしょうか?
中からも外が見えませんが、逆に外からも中が見えないようになっています。ですので、朝出勤してきて帰るときの夕方の時間まで外の景色や様子をまともに見られないときが多いのです。特にこれから冬にかけての時期には朝出勤してきて次に外に出るときにはほぼ夜…なんていうこともあったりします。
そして室内での作業が主になりますので、外気が暑いのか寒いのかわかりづらいこともあるのです。要するに季節や天候がわかりづらいのです。
換気扇から季節を感じる
そんな給食室ですが、唯一換気扇から季節を感じることができるのです。
何だか変な話ですが…。
給食室にはいくつかの換気扇が付いています。
コンロ用、スチームコンベクション用、洗浄機用など‥‥。
換気扇ですので、室内に調理した時の湯気や煙などが充満しないように外へ排出しています。ですが、ただ排出するだけでは給食室が真空状態のようになってしまいます(笑)ですので、そうならないように室外の空気を取り入れて循環させる機能も付いています。
外気をとり込んでいるであろう箇所は常に強めの風の流れがあり季節によって変わるのです。
- 夏には生暖かい温風が出てきます
- 逆に冬には冷房をかけたかのような冷風が吹き込んできます
- 雨が降り始めると、土の湿ったにおいもするときがあります
換気扇からいい香りがしてきました
キンモクセイの木があったのは
勤務が終わって帰路に着いたとき、キンモクセイの木を見つけたのです。
近所も近所、道路を挟んですぐ向かいの学校にキンモクセイの木が列をなして植えられていたのです。その数およそ10本…そりゃー、いい香りもするはずですよね。
それにしてもこんな立派な木がいくつもあるというのに気が付かなかったなんて…。
さいごに
給食調理の仕事は、改めてインドアな仕事と感じた出来事でした。外の様子は『明るい』か『暗い』かくらいしか感じることができない空間ですので、香りで秋を感じることができて良かったと思います。
(もちろん食材から季節を感じることはできますけどね)