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保育園調理師の「食」ブログ

現役保育園調理師が簡単おやつやご飯の紹介はもちろん、子どもとできる食育活動の紹介もしています。「食」にまつわることの多くを書き綴っていきます。

給食職員の非日常な仕事

保育園の給食調理の仕事をしていると、時として「日々の業務」以外の仕事をお願いされることもあります。

 

私は、小規模保育園(0~2歳児対象の小さな保育園)に3年在籍し、0~5歳児対象の保育所では今年で3年目、保育園勤務歴5年を超えました。

 

振り返ってみいると、様々な日常の給食業務以外の仕事も行ってきました。

(今回の内容は、給食調理や食育活動など「給食職員」としての基本的な仕事以外のことを書いていきたいと思います。)

 

 

運動会の大道具係

年に1回は必ず運動会が開催されます。

担任の保育士は、自分の受け持ちのクラスの子にかかりっきりになってしまいますし、園長や主任も司会進行や細かな指示などで忙しくなります。

フリーの保育士もいるのですが、人数が足りません。

 

なので、私たち給食職員も運動会のお手伝いをします。

主に、手順が決まっている大道具運搬係を任され、行儀開始前には指定された場所まで運んでいき、競技が終わった後は道具についた汚れを拭き片づけるところまで行いました。

 

お遊戯会 乳児クラスの補助

お遊戯会では、乳児クラスは早い出番であることが多いです。

0歳児クラスは1,2番目に終わって保護者へ引き渡すことが多いのですが…。

 

家庭によっては上の在園児との関係もあってすぐには迎えに来ることのできない家庭もあります。そのような子どもは、一時的に保育室で預かることになるのです。

 

ところが保育士も他のクラスの手伝いに行ったりもしますので、子どもを見る人手が足りなくなってしまうのです。ですので、私たちが補助として乳児クラスの保育に入ることもあります。(もちろん保育士も何人かは一緒にいますので問題はありません。)

 

 

新園開園に向けての調理器具などの買い出し

これはちょっと特殊ですししょっちゅうあることではありませんが、系列の保育園が新規開園となることで、給食室で必要なものをリストアップし、実際に園長先生に同行して買い出しに出かけたこともあります。

 

大きな保育所では業者が調理に必要な器具や鍋などをある程度は見繕ってはくれます。ですが、小規模園くらいですと自分たちで買いそろえていったほうが使い勝手が良かったりもします。(小規模園は家庭で作るのとあまり変わりのない規模だからです。)

 

どのようなものがあれば調理がしやすいか、鍋ややかんはいくつ必要なのか…など実際に働いているからこそわかる部分があるため、新規開園準備のお手伝いをすることもありました。

 

系列園にお手伝いに行く

系列園給食職員も主婦が多いです。時にはお子さんがらみで急な休みになったりもします。そんな時はお互い様なので、系列園に出向いて調理に入ることもあります。

 

新人実習や見学実習などの指導(?)をおこなう

新園で採用された調理員や、面接前の見学で来た人に「どのような仕事をしているのか」を知ってもらうために、1~2日ほど一緒に業務を行ってみるということもしました。

 

もちろん、相手と私はその日はじめましてですので、実際に給食を作りながら仕事の流れやどんなことを行っているのか、気を付けること、質疑応答などもしました。

中には実習で不安に感じている人もいましたので、わからないことがあったら何でも聞いてもらえるようにラインの交換をおこなったりもしていました。

 

おまけ 生き字引のような存在になる

会社内の給食職員としては最も古株となってしまったおやっさんは、まるで生き字引扱いにされることもあります(笑)

 

まあ確かに、社内初の小規模園立ち上げの年に採用され、現在まで残っている唯一の給食職員であることには違いありませんので、過去の話になった時には高確率でおやっさんに「どうだったっけ?」と聞かれます。

 

給食会議も第1回目から皆勤で出席していますので、なんでも知っている人と思われている…と思います。

 

さいごに

給食職員はただ給食を作っているだけではないのです。

時々保育の手伝いをすることもあれば、系列園のために動くこともあります。

 

私たちは時としてイレギュラーな業務を行うこともありますが、どれも保育所ならではのことで結構楽しめていたりもします。

これからも社内の生き字引おやっさんは、がんばって仕事を続けます(笑)