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保育園で給食を作っています

現役保育園調理師が簡単おやつやご飯の紹介はもちろん、子どもとできる食育活動の紹介もしています。

我が家の備蓄食体験

防災の日を終え、今一度備蓄品の見直しを行っていたところ、とあることを思いつきました。

 

そうそれが、備蓄食体験です。

 

以前にも、備蓄食を体験したことの記事を書かせてもらいました。

www.hoikuenchouri.work

www.hoikuenchouri.work

 

今回は、電機は止まってしまっているけれどガスコンロ(カセットコンロでも可)が使える設定で、晩御飯も兼ねて備蓄食体験を行ってみました。

 

 

おかずは缶詰めや常温保管できる食品で

防災用の備蓄食

本格的な長期保存できる防災用の備蓄食もホームセンターなどで販売されています。これらは5年以上の保存ができるものが多く、種類も豊富です。

調理不要!美味しい防災食セット-18食入り 2人で約3日分

しかし、お値段は結構お高めになるものが多く、使用期限ぎりぎりまではストックしておきたい…と考えるのです。

 

通常の缶詰やレトルト食品

そこで、スーパーなどで販売されている「缶詰」や「レトルトパウチ」の食品も併用して備蓄食としています。

ただし、これらは通常の食事としても使用していますので、

購入 → 使用 → 購入

の繰り返し(ローリングストック法)で常に何かはあるようにいているのです。

こちらですと、お値段も本格的な防災食と比べて安価となりますし、使用期限も1年~3年くらいはある商品も豊富ですので、普段使いとしても気軽に使用することができます。

 

今回は缶詰中心のおかずです

まあ、普通にその辺りで売っている缶詰です。100円ショップでも売られています。

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(今回、撮影前に缶を処分してしまったため、残っていた缶をサンプルとして写真に収めました。)

 

缶詰のまま出しても良かったのですが、今回は災害が起きたわけではなかったので、一応お皿に乗せて並べました。

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左上から順に右へ、

  • チキンとインドカレー(缶詰)
  • イワシのかば焼き(缶詰)
  • ミートボール(レトルト この日賞味期限でした(;^_^A)
  • ホテイの焼き鳥(缶詰)
  • 豚肉と大根の煮物(缶詰)
  • つくね(こしょう味)
  • 味付きウズラの卵(レトルト)

仕方のないことですが、全体的に茶色の食品が多いですね…。

 

実食 

小学2年生の下の子君が気に入って食べたのは、意外にもイワシのかば焼きでした。

缶詰のイワシにも細い骨が入っていますが、そんな事は気にならないくらい軟らかく仕上がっていました。

「防災食っておいしいな~。」

と翌日まで言っていたほどでした(笑)

 

中学1年の上の子ちゃんは、豚肉と大根の煮物の大根が気に入ったようでした。

「味が染みてておいしい~。」

と缶詰おかずに感心していました。

 

そして、私が特においしいと感じたもの

チキンとインドカレーです。

いなば インド赤カレー 115g×24個

赤カレーなんて書かれていたので、とっても辛いのかと思いきや、辛さレベルは「唐辛子1」(上の写真参照)でした。

 

実際に食べてみると、全く辛さは感じなく、小さなお子さんでも食べることのできる甘口カレーであることも分かったのです。

カレーの色の赤は、トマトの赤であり、少し酸味も感じるカレーでしたが「ご飯がおいしく感じる味」であることに間違いないです。

 

このカレーのシリーズは黒カレーと、バターチキンカレー、グリーンカレーなど種類が豊富にあります。

いなば インド黒カレー 115g×24個

いなば バターチキンカレー 115g×24個

いなば チキンとタイカレーグリーン 115g×24個

それぞれ辛さが異なりますので、購入の際は気を付けてください。

私は、ココナッツミルク入りのバターチキンカレーが
気になります。

 

 

主食のご飯は鍋で炊く

(照明はつけていましたが)電気が止まっている想定での晩御飯ですので、片手鍋と使ってガスコンロでご飯を炊きました。(土鍋ではありません。)

私自身は何度か鍋でご飯を炊いていますので、今回は鍋で炊いたご飯を子どもたちに食べてもらうことが目的です。

 

作り方

ご飯を炊くときにはよく「はじめちょろちょろ中ぱっぱ」と言われています。これは、その昔「薪&釜」でご飯を炊いていた時に言われていた炊き方なのです。

現代においてはガスコンロで鍋や土鍋を使用して炊くことのほうが多いので、熱伝導の関係もあり、はじめちょろちょろ~とは異なる炊き方でも充分においしい白米を炊くことができます。

 

①お米を洗い、水を張ります。(米1合に対し水200~220g)

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このあと30分ほど浸水させても良いです。

(私はすぐに炊き始めてしまいました。)

 

②蓋をして沸騰するまで中~強火で火にかけます。

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このくらいふつふつしてきたら、中火にしてしばらく炊きます。

 

③水気がなくなってくる頃に鍋からパチパチと音がし始めてきますので、その音が鳴ったら火を止めます。

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蓋はしたままで10分ほど蒸らします。

 

できあがりです!!

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きれいなご飯が炊けました。

(茶碗に持った写真も撮ればよかったと後悔しています(´;ω;`)

 

実食

普通においしい白米でした。

固さもちょうどよく、子どもたちもお代わりをして食べてくれました。

 

下の子君に関しては、鍋で炊いたお米という事実を知ってとても驚いていたのです。

(お米は炊飯器でしか炊けないと思っていたようです。)

 

 

さいごに

たまに備蓄食体験を行うことも子どもたちにとって良い経験になります。(大人も食事の用意する手間が省けてちょっと得かも…。)

そして、いざというときのために鍋でご飯を炊くことができると本当に便利です。

少量であれば意外と炊き時間がかからないので、お弁当用のご飯を炊き忘れてしまったときなどにも応用ができます。

 

備蓄食体験も、お鍋ご飯体験もとってもおすすめな食育&防災訓練です。