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保育園調理師の「食」ブログ

現役保育園調理師が簡単おやつやご飯の紹介はもちろん、子どもとできる食育活動の紹介もしています。「食」にまつわることの多くを書き綴っていきます。

【余った強力粉を消費しよう】簡単!卵不使用で作ることのできる強力粉入りクッキー

以前、様々な粉を使ったクッキーづくりの検証を行ったことがあります。

www.hoikuenchouri.work

薄力粉・強力粉・米粉・てんぷら粉・きな粉・片栗粉の6種類を使用して、それぞれの粉をクッキーにしたものでした。

 

この時の検証結果では、「やはり薄力粉が一番おいしいのではないか」という、何とも面白くない結果に終わったのですが、この時に使用して作った強力粉クッキーもおいしくないものではなかったのです。ただ、口の中の水分がとられる感じが少々強かっただけであり、味そのものは申し分なかったのです。

 

と、言うことで今回は、「強力粉入りクッキー」をオリジナル配合で作り直してみたいと思います。

 

「パン作りをするために買った強力粉だけど中途半端に残ってしまった…」と言う方必見です(笑)

 

 

簡単!強力粉入りクッキーを作ろう

今回は抹茶で模様も入れてみましたが、プレーンでもおいしく食べることができます。

 

材料(3㎝四方 約15枚分)

 
  • 強力粉  30ℊ
  • 薄力粉  45ℊ
  • 砂糖   20ℊ
  • バター  50ℊ

 

お好みでココアや抹茶などを生地に加えても、折り込んでもokです。

 

作り方

  1. 強力粉と薄力粉はボウルに合わせてホイッパーで混ぜ合わせておく。

  2. 大きめのボウルでバターを常温に戻し、砂糖を加えてクリーム状になるくらいに練る。

  3. 2に数回に分けて1を入れ、生地がひとまとまりになるように練る。



  4. ラップに3の生地を伸ばし、必要に応じて抹茶やココアなどの粉をまぶす。


    (この工程は無くても良いです。)

  5. ラップごと生地を折りたたむように棒状に成形し、お好みの形に整える。

    私は四角にしました♪
  6. 5を冷蔵庫で少し休ませます。
    (バターが固まり、この後の工程が楽になります。)

  7. 6を冷蔵庫から取り出し、端からカットしていきます。
    (厚さによって出来上がり枚数が変わります。大体5㎜~7㎜くら位で切ると良いと思います。)

  8. 170℃のオーブンで10~15分焼いて出来上がりです。
    (生地の厚さ、オーブンの性能によって焼き時間は加減してください。)



薄力粉クッキーと強力粉入りクッキーの食感の違い

薄力粉と強力粉の違いは、弾力(粘り気)のもととなるグルテン量の違いです。強力粉の方がグルテン量が多く、薄力粉の方が少ないため、一般的には強力粉はパン作りに、薄力粉はお菓子作りにと用途が異なるのです。

 

今回は、あえてパン作りに最適と言われているは強力粉を使ったクッキーづくりをしたのですが、薄力粉のみで作ったものと比べると以下のような感じです。

  • 薄力粉だけのものと比べ口当たりが滑らか。
  • 少し粉っぽさ(?)を感じる(たまごボウロを食べた後のような感じ)が、それもまた良いところかも。
  • クッキー生地自体がきめ細かいように感じる(繊細さあり)。
  • サクサクというよりサクホロッ食感。
  • 薄力粉も強力粉も小麦粉には変わりないので、当然味はおいしい。

ただし、強力粉にはグルテン量が多いため、作る時に練り過ぎてしまうと生地が固くなる可能性もありますので注意が必要です。

 

 

さいごに

私個人的には薄力粉クッキーよりも、「強力粉入りクッキー」の方が食感的に好みです。強力粉が中途半端に余ってしまって困っているときには、薄力粉と合わせてクッキーにしてしまうのもありだと思います。

 

それでも強力粉が消費できない…と言う方は、

www.hoikuenchouri.work

↑ワッフルにすると間違いなくおいしいです(#^^#)