ちょっとまとまったお休みがあった時に、自宅の掃除をしようと思う人もいるのではないでしょうか?
今回は、題名通り「頑固な水垢を簡単に落とす方法」のご紹介です。
水垢とは?
水道水に含まれる炭酸カルシウムが固まったものです。
主成分は石灰であり、衛生上問題ないものでもあります。ですが、見た目には汚れているように見えてしまうため、きれいに掃除されることが多いです。
酸に溶ける性質があり、よく知られている掃除法ではクエン酸を使うものが紹介されています。
家庭内でよくみられる場所は、シンク内・水道の蛇口・(ある家庭は)食器乾燥機内ではないでしょうか?
実践 頑固な水垢を落とします
それでは、今回はちょっと頑固な水垢を落としていきたいと思います。
用意するもの
- 中性洗剤
- 穀物酢
- ラップ
- あればメラミンスポンジ(なければ普通のスポンジ)
- ふき取りようの布巾
実際にやってみました
若干汚い写真があります。気を付けてごらんください。
①今回はわかりやすくするため、あえて水垢で汚くしておきました💦
今回はとある機材の排水栓の部分を掃除していきます。
栓の周りが特に石灰化しているのがおわかりでしょうか?
②中性洗剤と酢を用意します。
自宅で使っている食器用洗剤と穀物酢でOK です。
③中性洗剤と酢を半々くらいの量で直接かけます。
きっちり量をはかることをしなくても大丈夫です。
④上からラップをかぶせて漬け置きします。
⑤約20分後…。
なんだかモコモコしています。そろそろスポンジでこすってふき取ってみましょう。
⑥軽くこすっただけですが、ご覧の通り。
栓のリング部分にまだ石灰がこびりついていますが、漬け置き時間を延ばすことでこちらもきれいにすることができます。
水垢落としに使った材料を選んだ2つの理由
今回は、中性洗剤と酢を使いました。
食品に対しての安全性
酢はもちろん、中性洗剤もきちんと拭き上げをしたり、洗い流すことでたとえ食品が触れて、それが口に入ってしまっても危険なものではありません。(あまり知られていませんが、中性洗剤で野菜洗いもできます。)
クエン酸や重曹なども食品を扱う場の掃除にはよく使われますね。それと同じです。
市販の水垢落とし洗剤もありますが、食の安全のことを思うとちょっと避けたいものでもあります。(特に給食施設では…)
ほとんどのお宅であるもの
今回使った2つのものは、どこのお宅にもあるものではありませんか?
そしてどちらもお安く手に入るものです。
掃除道具の準備のしやすさは、かなり重要です。できるのであれば自宅にあるもので済ませることができればうれしいですよね。
酢と中性洗剤の何が良かったのか?
水垢のもととなっている炭酸カルシウムはアルカリ性であるため、酸性のもので分解することができます。
今回使用した酸性のものが「酢」なのです。(すっぱいものの多くが酸性でしょ?という発想からでした。)
中性洗剤を使用したのは、油汚れも一緒に取り除けるからでした。
ただ、酸性のものとアルカリ性の洗剤を一緒に使ってしまいますと中和作用が働いてしまいますので、効果が薄れてしまいます。
ですので、洗剤を一緒に使用するときは「中性のもの」を使ってください。
さいごに
身近にあるもので浸して軽くこするだけで頑固な水垢を落とすことができ、とてもうれしかったです。
力任せにこすってしまって傷だらけになってしまったり、自分自身が疲れ切ってしまう掃除は苦痛でしかありません。簡単に汚れが落ちるって素晴らしいですね(#^^#)