保育園給食室で働きたい人必見!必須資格・心構え・ライフスタイルにあった勤務体制など

給食室はこんなところ

保育園の給食室で働くには

多くの園で常勤として働くには栄養士または管理栄養士の資格が必要になります。調理師資格でも常勤で雇ってもらえるかもしれませんが、最低でも栄養士資格は必要になるでしょう。

また、パートタイマーや非常勤としてであれば、調理師資格を持っていることで就業しやすくなりますが、無資格であっても雇用してもらえることも多いです。その場合は、賃金に差があるかもしれません。

保育所での給食職員の雇用

0歳児から5歳児までを預かっている保育所では園児数も多いです。食数が多い園ですと、調理員の数も2~4名でチームとして給食を作るのです。

このうち常勤は1~2名であり、残りは短時間パートで賄っている場合がほとんどです。

小規模園(園児19名以下の保育園)では

園児数が19名以下ということもあって、基本的には1人で調理となります。

週2,3日働く短時間パートを2名雇用して交代で勤務させる場合もありますし、専属調理員を1名雇用して毎日勤務してもらう場合もあります。

いずれの場合も、短時間であることが多く、フルタイムで雇用してくれる園は少数派になります。

保育園の給食室で働くにはどんな心構えを持つと良いのか?

保育園の規模によっても調理員の数に違いがあるため、働く環境が異なってきます。

保育所では

自分の他に一緒に働く仲間がいることを理解しましょう。

  • 自分勝手な行動をしない
  • 責任者(栄養士)の指示に従う
  • 報連想をしっかり行う
  • わからないことがあればすぐに聞く
  • 手が空いたら自分から仕事を探す
  • 多くの園では分担制になっているので、自分に与えられた仕事は確実にこなす
  • 仕事を選ばない(調理だけでなく掃除も進んで行う)
  • 周りの様子をしっかり見て業務を行う(1点集中にならない)
  • 衛生管理の勉強をしっかり行う
  • 講習会や研修などには積極的に参加をする
  • 体調不良などでお休みをとる場合には「お互い様」になるので、気持ちよく交代できるような雰囲気を作る
  • 自分の意見をごり押ししない

などなど一社会人として当たり前のようなことですが、チームワークが大切となる保育所では、非常に重要なことになります。

小規模園では

小規模園では、調理場が狭いこともあり、誰かと一緒に調理をすることはほとんどありません。自分一人で調理から掃除、事務作業までをこなしていきます。

栄養管理などは統括の栄養士が行う場合もありますが、発注や在庫管理も含む事務処理や給食室用の小口現金の管理なども自分で行わなくてはなりません。

小規模園は食数も少ないので保育園の調理の中でも「楽」に思われがちなのですが、

  • 全てをこなしていかなくてはならない
  • 給食を作るだけが仕事ではない
  • わからないことをすぐに確認することが難しい
  • 自分が主体である場合、責任者となる
  • 子どもたちに向けた食育活動を考える
  • 1名ないし2名で切り盛りするため、休みは双方の話し合いになる
  • 少ない人数での勤務となるので、各々の責任感が重要

など、勤務する人の分母が少ないだけにひとりひとりの役割や責任が大きくなります。

小規模園では、調理はもちろん、事務作業も任されるため、栄養士が常駐する保育所と比べると「やりがい」といった点ではかなりある職場となるでしょう。
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自分に合った勤務先を選ぶ

今回は、保育所と小規模園の2つに絞って書いていますがあくまで両者とも認可園であることを前提としています。

そのことを踏まえて、保育園給食の調理員として働くにはどのような園を選んでいくと良いのかも書いていきたいと思います。

保育園給食の仕事で正規職員であることを望む

正規職員で働きたい人は、小規模園という選択はほぼ消えます。というのも、先に書いたとおり勤務時間が短いからです。
ということで、保育所という選択となる場合が多いです。

保育所で勤務の場合は、多くの場合が8時から17時くらいでの勤務時間で働くことができます。

資格は栄養士必須である場合が多いですので、正規職員としての勤務を考えている場合は栄養士の資格を取得しておきましょう。

扶養範囲内で働く(短時間勤務)

主婦層に多い働き方です。

保育所、小規模園共に扶養範囲内で働くパートの募集をしています。多くの園で9時~14時または15時くらいの間での勤務となります。短時間パートの場合は、短時間パート同士で交代勤務となるので週2~3日で働くことになります。

特に資格が定められていることもなく、無資格でも勤務することができます。ですが、調理師や栄養士を持った人材も重宝されます。

特に、小規模園での勤務の場合は無資格で募集があったとしても有資格者である方が好まれる傾向にあります。

また大きな保育所であっても、土曜日はひとりで調理をする日もありますので、短時間パートでの採用だからといっても、ひとりでも給食室内で作業をすることができるように心構えをしておく必要はあります。

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さいごに

保育園の給食職員の数は保育士に比べて圧倒的に少ないです。中でも、正規職員数は各園に多くても1~3名であり、ほとんどがパート職員で構成されているため、保育園の給食室で正規職員として働いている人はほんの一握りです。

がっつり働いてしっかり稼ぐには、かなりハードルが高い職種のように感じますが、主婦になった時のパート先としては勤務日や時間帯など好条件であることが多いです。

また、保育所・小規模園など園の大きさによっても雇用形態や勤務時間帯などが違ってきますので、自分のライフスタイルと照らし合わせてより条件の良いところで勤務を考える必要があります。

保育園給食の仕事を考えている方は、資格のあるなしにかかわらず

  • 掃除や雑用も自らが行う気持ち
  • 給食室全体の様子を見ることができる視野
  • 同僚との協調性
  • 衛生関係や調理用語などの基礎知識
  • とにかく学ぶ姿勢!

は必要となるのです。

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