【防災食アルファ米】五目ごはんを実際に作って食べてみる

給食調理員のつぶやき

災害用の非常食を準備されているが家庭は多いと思います。

では皆さんは、最低でも年に一度はこれらの消費期限のチェックはされていますか?

多くの方は「防災の日」(9月1日)に行っているかもしれませんが、消費期限が1年切っているものがあった場合、期限ぎりぎりまで置いておきますか?それとも早々に買い換えますか?

我が家では、期限から1年切ってしまったものは新調して古いものは防災袋から出し、食品棚に移動させ期限間近までストックし、そして新しいものを防災袋に入れて保管するようにしています。

今回は、そのようにストックしておいたものがいよいよ期限間近になってしまったので、食べてしまうことにしました。

今回食べた防災食

賞味期限ぎりぎりのものを食べました。

原材料

うるち米はもちろん、ニンジン、油揚げ、ゴボウ、しいたけ、こんにゃくなど、具材も充実しているところが嬉しいですね。

このご飯だけでも非常時には充分な食事になりそうです。

ニンジン

βカロテンが豊富に含まれており、摂取することで皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあります。また、抗酸化作用や免疫賦活作用もあります。

油揚げ

三大栄養素と呼ばれているたんぱく質が多く含まれています。たんぱく質は、血液や筋肉などを作る為に主要となる成分です。生きる上では特に重要となる栄養素です。

ごぼう・こんにゃく・しいたけ

食物繊維が豊富です。

人は、ストレスがたまると便秘を引き起こすことがあります。非常食を食べなくてはならない事態という事は、かなりのストレス状態であると思われます。

このような中で、食事から食物繊維を取ることができるのは大変ありがたいことです。

作り方

作り方はいたって簡単です。

お湯または水を入れて、チャックを閉じ、指定された時間待つのみです。 今回は非常事態ではありませんので、お湯を使用して作り、温かい状態で食べたいと思います。

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実際にアルファ米五目御飯を調理する

①いざ開封!袋の中にはアルファ米と一緒に乾燥材とスプーンが入っています。

この2つはあらかじめ取り除きましょう。

↓ちょっとアップで撮ってみました。乾燥具合い(?)が伝わりますでしょうか?

振ると、当然カサカサと音を立てます(笑)

②沸騰したお湯を、中に書かれている線まで入れます。

③チャックを閉じ、15分待ちます。

④出来上がりです!

アルファ米五目御飯を実食

見た目、普通の五目御飯と何ら変わりなく、とてもおいしそうにできました。ただ、まだ硬さを感じました…。お好みですが、指定された線より少し多めにお湯を注いでも良いかもしれません。

硬さはあるものの、食べられないほどでもなく、味もしっかりついているので、非常時には充分にありがたい食事になります。中でもシイタケが良い味出してます(´ー`)

後、梱包上仕方のないことですが、スプーンの柄が非常に短いですので、少々食べづらいです。袋の底の方は頑張ってすくっていく必要があります。でも、食べきることはできますので、災害時に食具が付いているこの商品はありがたい存在になります。

そして、パッケージの袋がしっかりと自立するのは◎です。

お湯を入れた後の待ち時間も、立たせておくことができますし、食べるときも通常のお皿や茶碗と変わらない扱いができます。

ごちそうさまでした!

何気に購入した防災食ですが、実際に食べてみないとわからない企業努力を感じることができました。普段はなかなか食べることのできないものですが、今後必要になることが起きることなく消費期限を迎えてほしい食品でもありますね。

防災食アルファ米を食べてみて感じたこと

まず、中の具材が充実していることに驚きました。

ごぼうや こんにゃくの食物繊維、油揚げのたんぱく質、ニンジンのカロテンは、避難所生活をしている人にとってはありがたい栄養源になります。

そして味もしっかりめについています。今回私は温かい状態で食べましたが、この商品くらいの味付けであれば、水から作って冷たい(常温)状態で食べても味をしっかり感じることができると思います。

量ですが、パッケージには100gと記載されていますが、これは乾燥時のものですので、実際の調理後は2~2.3倍くらいになると思われます。

子どもであれば2~3人で分けても良いくらいで、大人でも食の細い方なら、一人で食べきるのは難しいかもしれません。

少食ではない(笑)私でも、このご飯だけで1食が充分な量でした。

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