中秋の名月(お月見)にお供えしたり食べたりする食材とは?

行事食

中秋の名月が近づいてきますと、給食の展示コーナーもお月見の飾りつけを行います。下の写真を収めた年では、お団子は紙で作りました。

飾りつけ場所が園児の手が届くところですので、本物のお団子を置いておくと…もうお分かりですよね(;^_^A

ですので、口に入れないように偽物のお団子を飾っています。

今回は、お月見の食べ物についてのお話を書きたいと思います。

月見団子

お月見の食べ物といえばまず思いつくのはやっぱりお団子ですね。

お月見のお団子をお供えするときには、並べ方があることは知っていますか?

三方と呼ばれる台の上に白い紙を敷き、お団子を並べます。

団子の数は十五夜にちなんで15個です。

団子の並べ方

園で作った団子の飾りをもとに説明します。

ちょっと丸がいびつですが…そこはさておいて、

  • 1段目は(赤点)3×3 の9個
  • 2段目は(青点)2×2 の4個
  • 3段目は(オレンジ点)2個

これで15個です。

15というのは、十五夜にちなんだ数字となっています。基本的にはお月見団子はこの形でお供えします。

保育園のお団子の作り方

柔らかく仕上がる、お豆腐と白玉粉から作る団子です。

【お豆腐白玉】

  1. 絹ごし豆腐:白玉粉:上新粉を 2:2:1の割合でこねる
  2. 1の生地が堅い場合は水を足しながら耳たぶくらいの固さの生地に調整する。
  3. 2を丸くこね、真ん中を指でぐっと押しへこませる。↓(赤血球の様な形です 笑)
  4. お湯でゆでると柔らかな白玉団子が出来上がります。

出来上がった白玉団子は子どもが好きな、きなこやみたらしダレでいただきます。

保育園では、園児がのどに詰まらせないようにあえてまん丸の形では提供しません。少しへこませて万一の時にも気道が確保しやすい形状にしています。

【みたらしダレの作り方】

  1. 鍋に水を50g・砂糖40g・しょうゆ10g・片栗粉8gをいれる。
  2. 1を片栗粉のダマがなくなるようにしっかり混ぜ、混ぜながら弱火にかけ、とろみがつくまで混ぜながらゆっくり加熱する。

片栗粉は、常温から加熱するときは合わせ調味料として使用することができます。ただし、すでに加熱された調味料に片栗粉を入れるときは、必ず「水溶き片栗粉」にしてから入れてください。

スポンサーリンク

サツマイモ

団子の次に思い浮かぶものといえば、サツマイモではないでしょうか?

中秋の名月の別の名は「芋名月」と呼ばれています。

ここで指す芋とは、旬であるサツマイモや里芋になるのですが、そもそもお月見は作物の収穫を感謝し、以降の豊作祈願の意味があります。と言われていますが、秋の実りであれば何でも良いのです。

  • リンゴ
  • ぶどう

などなどをお供えしても良いですね。

保育園でのサツマイモ料理

サツマイモは万能です。 主菜から、副菜・汁物・おやつまではば広く使用できます。

時には、ご飯と一緒に炊き込んで「さつまいもご飯」にして主食として食べることもあります。

サツマイモの調理例
主菜 → 煮物
副菜 → サラダ・大学芋風
主食 → サツマイモごはん
汁物 → 味噌汁
おやつ → ふかし芋、マフィンやスイートポテト、スコーンなど

サツマイモごはん

中でもサツマイモごはんはとても簡単です。

サツマイモごはんの作り方

  1. サツマイモをさいの目切りにする。
  2. といだお米に塩を入れ、サツマイモと共に一緒に炊く。

以上です(笑)
お好みで黒ゴマを入れても良いですね。

炊飯器でじっくりと炊くことにより、サツマイモの甘みが引き出されます。

さいごに

今回はお団子とサツマイモについて書きましたが、お月見に供えるものは秋の味覚でOKです。

お月見の行事食というものはこれといった決まりはありません。それこそ秋の味覚を使用した料理(煮物やけんちん汁など)を作って食べるだけでも立派な行事食になります。

そして食後のデザートに月見団子を食べるで充分ではないでしょうか。

お月見、中秋の名月と呼ばれる日は、毎年日にちが異なります。

ちなみに2022年は9月10日でした。2023年は9 月29日・2024年は9月17日・2025年は10月6日です。今年の中秋の名月もきれいなお月さまが見られますように…。

コメント

タイトルとURLをコピーしました