我が家にタンク式食洗機が来てから間もなく1年が経過します。
タンク式食洗機購入に踏み切ったわけ
第一に家事の時短を考えました。
我が家はひとり親世帯ですので、仕事、家事、育児を私一人で行っています。
仕方がないことですが…でも一人ですべてを行うには正直、時間も体力もなかったりする日もあります。
そうしますとまず手抜きしたくなるものは「家事」となります。
中でも、「食器を洗う」ということは1日のうちに何回もある家事です。
食器を洗う作業がなくなればどれほど楽なのか…
そう考えるうちにどんどん「食洗機」が欲しくなっていきました。
しかし、賃貸の団地で暮らすわが家には「食洗機専用の分岐を取り付ける水道工事」が大きな壁となっており、従来の食洗機の取り付けはあきらめていました。
ところがある日、水道工事不要のタンク式食洗機の存在を知ることになり、思い切って購入に踏み切ったのでした。
我が家で使用している食洗機
2019年ごろより、水道工事不要で使うことのできる「タンク式食洗機」が各社で販売され始めました。
アパートや団地など賃貸に入居している人でも気軽に設置できる大きなメリットがあります。水道工事ができないことが理由で食洗機をあきらめていた人でも、購入して設置できるようになりました。
我が家で使用している食洗機は↓エスケイジャパンのJaimeです。
6人用の食器乾燥機が置けるくらいのスペースがあれば設置することができ、使用のたびに背面についているタンクに水を補充します。
我が家での食洗機の使い方
洗い方には、強力洗い・標準・スピーディー洗い・ソフト洗いの4コース+乾燥がありますが、我が家では食後すぐに洗うことと、軽く水で汚れをふやかしてから入れることもあって、「スピーディー洗い」か「ソフト洗い」のいずれかで洗浄しています。
強力洗い、標準、乾燥は使用したことがありません。
使用頻度
食洗機は毎日2~3回使用しています。
使って良かった点
- 食洗機を稼働しながらほかの家事を行うことができる。
- 苦戦していた頑固な油汚れも簡単・きれいに洗うことができるようになった。
- 食後、無理に動かなくてよくなった(笑)
- 手荒れ問題も解消した。
- 食器洗いに使用する水の量が少なく済むようになった。
不便さを感じた点
- 庫内が思ったより小さいので、直径の大きなお皿や鍋やフライパンなどかさばるものは入らず手洗いになる。
- 乾燥機能が全く使い物にならない。(なので使わない)
- 庫内のかごの網目が大きすぎて小さなものが落ちる。(100円ショップの耐熱かごを買い足して使用)
- 1回1回の給水作業が少し手間。(専用カップで3~4回注水します。蛇口にホースをつけることができればこの悩みは解消されるかもしれません。)
給水作業に関しましては、背面のタンクを取り外して水道の蛇口から直接給水することも可能です。しかし、満水になったタンクは約6㎏になります。
重くなったタンクを取り付ける作業は女性には厳しいものとなります。(私も一度行いましたが、こぼしてしまうリスクを考えて専用カップで注水することにしました。)
気になる電気代・水道代は変化があったのか?
食洗機を導入して、体感的に水の使用量は減ったように感じました。しかし、電気は使用しているので電気代の心配はあります。
ということで、食洗機を導入する前と後の電気代と、水道代の比較をしてみたいと思います。
金額内には、食洗機以外に通常の生活の中で使用している部分も含まれていますので、大まかな比較になります。正確さには欠けますが、ある程度の目安にはなると思います。
平成31年11月~令和元年7月までと令和元年11月~令和2年7月までの電気代・水道代の比較
電気代 前年 | 電気代 今年 | 水道代 前年 | 水道代 今年 | |
11月 | 3061 | 3883 | 6370 | 6110 |
12月 | 3287 | 3773 | ||
1月 | 5103 | 4799 | 6370 | 6736 |
2月 | 4600 | 3997 | ||
3月 | 3914 | 4247 | 6370 | 7510 |
4月 | 4376 | 3471 | ||
5月 | 3895 | 3898 | 5360 | 7510 |
6月 | 3451 | 3543 | ||
7月 | 4014 | 4384 | 6370 | 6490 |
電気代・水道代ともに値段が高いほうの数字を赤色にしました。
一見電気代が上がったようにも見えますが、月平均にしますと前年が3967円、今年が3999円であり、それほど大きく変わっていませんでした。ただし、私は乾燥機能を使ってはいません。乾燥機能を使うともっと電気代はかかってくると思います。
水道代に関しては、明らかに前年より値が上がっています。食洗機を導入して水道代が安くなっていることを期待したのですが、期待通りの結果とはなりませんでした。
ただ、前年と比べると少し基本料金が値上がりしていますので、その影響もあると思います。
食洗機用の使いやすい洗剤は液体か?粉末か?
実は両方試してみました。
どちらも汚れはしっかり落ちますし、使用するにあたっての目立った差はありません。
食洗機用の洗剤は、機械の中でアワアワにならないように作られています。通常の食器用洗剤とは異なりますので、必ず食洗機を使用の際には「食洗機用洗剤」を使用してください。
液体洗剤
- お値段が粉末と比べるとお高めです。
- 片手で洗剤注入作業ができて楽です。
- 通常の食器用洗剤を置くくらいのスパースで置くことができます。
- 詰め替え用もあります。
粉末洗剤
- 液体洗剤と比べると安価です。
- チャックがついているものもありますが、計量スプーンがついていないものもあります。
- きちんと保管しないと湿気で固まります。
- 専用の容器を準備して移し替えたほうが良いかも。(100円ショップにあります)
- 保管する場所が液体と比べると広めに必要です。
- 洗剤を使用するときに、片手で行うことは不可能。
- 値段の割にはたくさん入っているので、1袋で永く使うことができます。
さいごに
食洗機を購入した当初は、電気代、水道代、洗剤代がどのくらいかかるのか心配でした。しかし振り返ってみると心配していたほどに電気代がかかっている様子もなく、安心しました。
肝心の食洗機そのものは、1日に2~3回は使用しているのですが故障することもなく順調に動いてくれています。不具合等は全くありません。
使用の際に少々大きな音が出ますが、洗濯機ほどの大きさではありませんので、夜間の使用を控えることで集合住宅でも近所に迷惑をかけることなく使うことができます。
我が家に食洗機が来たことで洗い物のストレスからはかなり解放されました。(大きなものや、少量でしたらさっさと手洗いをしてしまいます。)
食器を洗っている間に違うことができるようになったことも、とってもありがたく感じています。
今後、洗浄機の寿命が来て買い替えということになったとしても、私はきっとまたタンク式食洗機を買ってしまうと思います。